クリニックのスタッフにおける患者様の印象は、表情や挨拶、言葉遣いだけでなく、身だしなみでも変わってきます。
そのため、クリニックの院長先生は、患者様に良い印象を持ってもらうために、各スタッフの見た目をチェックしなければいけません。
ここからは、女性スタッフにおける身だしなみのポイントについて解説します。
女性スタッフにおける身だしなみにおけるポイント5選
クリニックの院長先生は、自院に在籍する女性スタッフが以下の身だしなみを徹底できているかどうか、今一度確認しましょう。
・メイク
・髪型
・髪色
・ネイル
・アクセサリー
メイク
クリニックの女性スタッフは、できる限りナチュラルメイクを心掛けるべきです。
真っ赤な口紅や強めのチークなど、濃いメイクは医療現場にはふさわしくないと言え、患者様にもあまり良い印象を与えることができません。
また、寝不足でクマが目立ってしまったり、不健康に見えてしまう顔色の場合は、顔色が良く見えたりするようなファンデーション、淡い色の口紅などを使用し、カバーするのが望ましいです。
髪型
女性スタッフの髪型には長髪と短髪がありますが、長髪の場合は動作の妨げにならないよう、しっかりと束ねるのが望ましいです。
また、ショートカットであっても、前髪は顔にかからないよう、ヘアピンで留めるなどして対処すべきです。
ちなみに、たとえ髪を束ねていたり、顔が見えるように前髪を留めていたりしていても、奇抜なパーマスタイルなどはクリニックの女性スタッフとしては好ましくありません。
髪色
クリニックの女性スタッフにおける髪色は、派手すぎないナチュラルなカラーが望ましいです。
医療事務や看護師で一般的にOKとされている髪色のトーンは、レベル2~7で黒髪~暗髪と呼ばれるカラーです。
レベル8からのミディアムトーンや、金髪に近いレベル12~15のハイトーンは、クリニックの女性スタッフとしては適していないと言えます。
ネイル
特に医療事務スタッフの場合、窓口作業が多いため、手元のネイルは患者様の目につきやすくなります。
また、クリニックという施設の性質上、清潔感はもっとも重視されるポイントであるため、ネイルをするのであればクリーンなイメージのヌードカラー、淡いピンクといった柔らかい色のマニュキュアを使用すべきです。
ちなみに、爪の長さに関しては、できる限り短くしておかなければいけません。
爪が長いと、清潔感が薄れるだけでなく、パソコン作業などをする際に邪魔になりますし、患者様を傷付けてしまうおそれもあります。
アクセサリー
クリニックの女性スタッフが付ける可能性のあるアクセサリーは、主に以下の通りです。
・ピアス
・指輪
・ネックレス
・腕時計
また、各アクセサリーの中でも、女性スタッフが付けても特に問題ないものと、付けない方が良いものがあります。
それぞれの違いを見てみましょう。
アクセサリーの種類 | 付けても問題ないもの | 付けない方が良いもの |
ピアス | 左右1つずつ、耳たぶのところで揺れないもの | ・ゆらゆら揺れるもの
・左右1つずつより多い |
指輪 | 結婚指輪 | ・デザインが派手なもの
・尖っているもの |
ネックレス | シンプルで落ち着いたデザインのもの(白衣やブラウスの下に隠す) | ・キラキラ光るもの(ゴールド等)
・お辞儀をすると落ちてくる長さのもの |
腕時計 | ・バンドが細いもの
・革バンドのもの |
・盤面が大きく、装飾が派手なもの |
まとめ
ここまで、クリニックの女性スタッフにおける身だしなみのポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
身だしなみや挨拶、表情や言葉遣いなどの面において、まだまだ医療従事者としての自覚が足りないスタッフを抱えるクリニックは、ぜひ一度3up Projectを活用してみてください。
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