若いメンバーにかけてはいけない言葉とは?

チームビルディング

チームビルディングのメンバーの中には、いわゆるZ世代と呼ばれる若いメンバーが在籍することもあります。
またこのような若いメンバーに対しては、特に言葉のかけ方に注意しなければ、ハラスメントや成長阻害といった問題につながります。
今回は、若いメンバーにかけてはいけない言葉について解説します。

若いメンバーにかけてはいけない言葉4選

チームビルディングにおけるマネジメントを務める立場の方は、若いメンバーに対して以下のような言葉をかけないように注意すべきです。

・普通はこうするよ(こうしないよ)
・大丈夫?
・そういうものだから
・自分で考えて

各項目について詳しく説明します。

普通はこうするよ(こうしないよ)

若いメンバーに対し、「普通はこうするよ」「こうしないよ」といった言葉をかけるのはNGです。
こちらは年齢や育った環境、過去の経験や知識などにより、価値観が異なるからです。

例えば、上司が若いメンバーに対し、「今日中にレポートを提出して」と指示したとします。
このような伝え方だと、上司の認識は定時の18時、若いメンバーの認識は23時59分(日付上の今日中)というズレが生じやすくなります。

また認識のズレに対し、「普通は今日中と言ったら定時までだよ」と伝えても、それは単なる説明不足だと言えます。
そのため、「今日の18時までにレポートを提出して」という言葉に言い換えることが望ましいです。

大丈夫?

若いメンバーに対し、親切心から「大丈夫?」と声をかける方は多いかと思います。
しかし、このような声かけは若いメンバーの意見を引き出せない可能性が高いです。

例えば道で転倒し、打ち身程度のケガをした方に対し、「大丈夫ですか?」と声をかけるとします。
このとき、多くの方は反射的に「大丈夫です」と答えがちです。
なぜなら「恥ずかしい」「迷惑をかけたくない」という思いが働くからです。

若いメンバーに「大丈夫?」と声をかけたときも、同じような現象が起こります。
メンバーは気を使ってしまい、助けてほしくても本音を言いづらくなります。

そのため「大丈夫?」ではなく、「〇〇の件、手伝うよ」といったように、具体的かつ主導的にサポートすることを心掛けましょう。

そういうものだから

チームビルディング内のルールなどに関して若い世代から質問されたとき、「そういうものだから」といった背景を説明しないのもNGです。

若いメンバーは、インターネットに掲載された豊富な情報から、必要な情報を選ぶのが得意です。
仕事においても、きちんと情報収集を行い、背景を知った上で進めたいと考えがちです。

そのため、「そういうものだから」ではなく、きちんと理論的にそのルールに至った理由や過程などを説明してあげましょう。

自分で考えて

若いメンバーは、自身で深く思考することに慣れていないケースが多いです。
こちらは、わからないことがあればすぐに調べるのが当たり前だからです。

そのため、業務においては知識もなく、指示もない状態で自発的に行動するのが苦手です。

それにもかかわらず、若いメンバーから質問があったとき「自分で考えて」と言ってしまうと、突き放してしまうことになります。

もし若いメンバーに自主性を持たせたいのであれば、まず具体的な説明とともに業務を与えましょう。
その後の流れについては、事前にいくつかの選択肢を伝えておくことで、少しずつ自主性や業務のスキルが育まれていきます。

まとめ

若いメンバーは、今後チームビルディングの中心となっていく世代です。
そのため、若いうちに適切な方法で教育・育成を行わなければいけません。
また若い世代を育てるときは、その世代の特徴について理解し、モチベーションを低下させないように注意すべきです。
それでも伸び悩んでいるメンバーがいる場合は、3up Projectなど外部のセミナーも活用することをおすすめします。

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