患者様に対して使用すべきではない“今どき言葉”について

接遇のこと

クリニックの医師や従業員は、患者様と話をする機会が数多くあります。

このとき、丁寧な言葉遣いを心掛けるのはもちろんですが、若い方の間でよく使われる間違った日本語、いわゆる“今どき言葉”を使わないようも意識しなければいけません。

具体的にどのような言葉が該当するのかを見てみましょう。

患者様に使うべきではない今どき言葉5選

以下のような言葉は、悪気なく患者様に対して使用してしまう可能性があるため、控えるようにしてください。

・〇〇じゃないですか
・僕(私)的には
・〇〇のほう
・一応
・全然〇〇です

〇〇じゃないですか

患者様に対し、「〇〇って、〇〇じゃないですか」という言葉の使い方をするのは良くありません。

こちらの言葉には、患者様に無理やり同意を求めるニュアンスがあるからです。

また、このような言葉に対し、患者様は「押しつけがましい」と感じたり、「そう言われても」と困惑したりする上、馴れ馴れしく、だらしない印象を抱かれてしまうことも考えられます。

僕(私)的には

若い世代の医師や従業員にとって、「僕(私)的には」という言葉は当たり前のように使用されるものかもしれませんが、“~的”や“~系”といったあいまいな表現は、患者様の信頼感を損なうことにつながりかねません。

なぜなら、このような言葉は患者様に対して自信のなさを伝えてしまうことになるからです。

具体的には、本来「僕(私)」とするところを、「僕(私)的」とすることで主体をぼかし、自らの主張の強弱を調整していることになります。

つまり、自分自身の意見だということを明確にしていないことにより、自身のなさが伝わってしまうということです。

〇〇のほう

言葉の節々に「〇〇のほう」という言葉を付けがちな方は多いですが、こちらも患者様に対しては使用すべきではありません。

具体的には、以下のような使い方は控えるべきです。

  例文
患者様にお願いをするとき ご家族と相談されて、次回までには結論のほうをお聞かせください
患者様に説明をするとき 私のほうで対応させていただきます

“ほう”は“方”でもあり、本来は複数ある中の1つを表すのが一般的です。

つまり、選択肢を表す用法であるため、上記のような使い方は正しくないということです。

一応

「一応、治療は終わりました」など、言葉の頭に一応をつけるケースもよく見られますが、こちらも患者様にあまり良いイメージを与えられる言葉ではありません。

一応は、ほぼその通りでと思われるものの、念のためにチェックしておきたい状況などで使用する言葉です。

そのため、上記のように「一応、治療は終わりました」といった使い方をすると、患者様に「何か問題でもあるのか?」という不安を与えてしまいます。

ちなみに、「一応、確認してみます」という使い方は、日本語としては間違っていませんが、患者様にいい加減なイメージを与えかねないため、「念のため、確認してみます」という表現に変えるべきです。

全然〇〇です

くだけた表現で、「全然大丈夫です」「全然OKです」といった言葉を使う医師や従業員がいますが、こちらも患者様に対しては使わないようにしましょう。

全然という言葉は、基本的に否定形とセットになるものであり、全然の後に大丈夫、OKといった言葉をつけてしまうと、患者様が違和感を覚える可能性があります。

特に、比較的高齢の患者様には受け入れてもらえない可能性が高いため、「全然大丈夫です」ではなく、「全然問題ありません」といった表現にする方が無難です。

まとめ

ここまで、患者様に対し、クリニックの医師や従業員が使用すべきではない“今どき言葉”について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

従業員における接遇、ホスピタリティの意識が足りないというクリニックには、3up Projectの活用をおすすめします。

こちらを受講することにより、言葉遣いも含めた従業員のスキルアップが期待できます。

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