クリニック経営において、正しく従業員を教育することはとても重要です。
従業員が優秀な人材となることで売上の向上に繋がったり、クレームの発生に繋がりにくくなったりというメリットが生まれます。
ここからは、どうすればクリニックの従業員を正しく教育できるのかをお教えします。
クリニックの従業員を正しく教育するために必要な3つのコト
クリニックの売上に貢献し、なおかつ患者様や同僚にも愛されるような優秀な従業員を教育するためには、以下の取り組みが必要不可欠です。
・ルールづくり
・研修
・ミーティング
ルールづくり
クリニックの従業員を正しく教育するためには、まずルールづくりをし、その内容をインプットしてもらうことで、スキルの土台を完成させるべきです。
従業員が優秀な人材になるためには、まず土台となる部分をしっかり確立させないといけません。
基本的なスキルを身に付けていないクリニックの従業員に、正しい教育をするというのは非常に難しいです。
また、マニュアル化されたクリニックにおけるルールを従業員にインプットしてもらうことで、教育すべき点が明確になります。
従業員の立場からしても、どこが良くてどこが悪いのかを把握しやすくなるため、素直に指摘された点を改善しようという気になりやすいでしょう。
ちなみに、作成しておきたいルールには、主に以下のことが挙げられます。
挨拶関連 | ・挨拶の方法
・同僚の呼称 など |
身だしなみ関連 | ・髪型
・化粧 ・制服 など |
その他 | ・出勤、診療開始準備
・退勤、後片付け ・連絡事項 など |
研修
クリニックによっては、同業種あるいは似たような業種での業務経験がある従業員が、新しい従業員として入ってくる場合もあります。
しかし、このような即戦力として勤務してほしい従業員に対しても、最初は必ず以下のような研修を行うべきです。
・オリエンテーション
・診療シミュレーション
・電子カルテ研修 など
もちろん、未経験の従業員にも、しっかりと研修を実施します。
先ほど、ルール作りをしてそれをインプットしてもらうことが大事という話をしましたが、ルールをインプットするための時間を設けることも重要です。
ミーティング
クリニックの従業員を正しく教育し、優秀な人材に育て上げるためには、定期的にミーティングを行うべきです。
従業員がルールに従って適切に業務をこなしていても、それを継続させるためにはミーティングで従業員の状況をしっかりチェックしなければいけません。
また、ミーティングを定期的に行うことで、クリニックにおけるルールに見直すべき点が見つかることも期待できます。
もちろん、従業員間でも知恵を出し合い、より良いルールになれば、クリニック従業員の教育はさらに適切なものになるでしょう。
ちなみに、以下のようなポイントを押さえておけば、実のあるミーティングを実施できる可能性はアップします。
・事前にミーティングの目的、テーマを共有する
・院長先生がすべての案に対してコメントし、採用案を決める
・具体的にどうするのか、次回のアクションを決める
逆に、クリニックがミーティングを実施しないまま経営を続けていると、次第に組織としての一体感がなくなり、患者様からのクレームが増えるなど、さまざまな場所で問題が発生します。
何かあったときにだけ集まるのは、十分なミーティングを実施しているとは言えないため、注意してください。
まとめ
クリニックの従業員を教育する際は、しっかりと固定されたルールを利用しながら、土台から作り上げることが重要です。
もちろん、従業員だけでなく、クリニックの院長先生もルールを守り、従業員に対して良い手本を見せなければいけません。
もし、従業員のモチベーションがなかなか上がらないというのであれば、医療機関に特化したセミナーである3up Projectの活用をおすすめします。