外国人の患者様における対応のポイントについて

接遇のこと

クリニックを訪れる患者様は、全員が日本国籍の方とは限りません。

場合によっては外国人の患者様が来院することもあり、このようなケースでは、クリニック側の対応方法が大きく変わってきます。

ここからは、具体的にどのようなポイントを押さえて対応すれば良いのかについて解説します。

外国人の患者様における対応のポイント4選

外国人の患者様の対応をする際は、以下のポイントを押さえておくべきです。

・言語について
・個人情報の収集について
・保険の加入情報について
・文化や宗教について

言語について

クリニックに外国人の患者様が訪れた際には、まずコミュニケーションを取るために、日本語での会話が可能かどうかを確認しましょう。

また、日本語での会話が難しい場合は、医療通訳を介して対応することをおすすめします。

ビデオ通訳であれば、タブレット端末の画面を見ながら話すことができます。

ただし、医療通訳コールセンターを利用する場合は、必ず患者様に同意を得て、プライバシーに配慮しなければいけません。

個人情報の収集について

外国人の患者様とコミュニケーションが取れる環境が整ったら、氏名や国籍、生年月日等の個人情報を収集します。

このとき、聞き取りたい内容について1つ1つ通訳を介して確認すると、時間や手間がかかるため、よく使用する文書は翻訳サービスを利用して準備しておくと便利です。

具体的には、外国人の患者様用に多言語化した診療申込書等を事前に用意し、本人に記入してもらう形を取ることで、スムーズに個人情報を収集することができます。

確認すべき個人情報の詳細と、そのときにチェックすべき患者様の本人確認書類をまとめると、以下のようになります。

確認すべき個人情報 氏名、性別、年齢、生年月日、国籍、滞在目的、日本および母国での住所(滞在先)、連絡先(電話番号、メールアドレス)、帯同者情報 など
チェックすべき本人確認書類 パスポート、在留カード、船舶観光上陸許可証(クルーズ船を利用した観光客の場合) など

ちなみに、外国人の患者様に上記の個人情報を記入してもらう際は、必ずパスポートに記載されている英語(アルファベット)表記にしてもらいましょう。

英語以外の母国語だと、確認が難しくなります。

保険の加入状況について

日本国籍の患者様と同じく、外国人の患者様に対しても、当然保険の加入状況については質問しなければいけません。

留学や就労等、3ヶ月以上の在留資格(ビザ)がある患者様は、日本の健康保険に加入しなければならず、健康保険証を持っている場合には、険診療で対応します。

また、短期滞在(旅行者)の場合、旅行保険等の加入状況をチェックします。

保険会社への連絡、補償内容に関しては、クリニックではわかりかねるため、患者様に直接保険会社に確認してもらいましょう。

文化や宗教について

世界には、ありとあらゆる文化や宗教が存在します。

外国人の患者様の中には、日本国籍の患者様とは違う文化、宗教のもとで生活をしている方もいるため、クリニックはこちらの配慮を忘れてはいけません。

例えば、宗教上の禁忌については必ず患者様に確認し、薬の投与に関しても、その患者様にとってアレルギーやドーピングに該当しないかどうかチェックする必要があります。

もし、誤って禁忌に触れてしまったり、処方してはいけない薬を処方してしまったりすれば、トラブルにつながる可能性があります。

まとめ

ここまで、クリニックを訪れる外国人の患者様の対応方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

クリニックの規模やエリアによって、外国人の患者様が訪れやすいかどうかは変わってきますが、いざというときのために準備しておくに越したことはありません。

また、すべての従業員に対し、高い意識で外国人の患者様への対応を心掛けてほしいというクリニックは、3up Projectを活用し、従業員育成に努めましょう。

タイトルとURLをコピーしました