チームビルディングの形成期に各メンバーが意識すべきコト

チームビルディング

クリニックのチームビルディングには、組織の成長の段階を示したタックマンもモデルというものが存在します。

また、こちらのタックマンモデルの第一段階が、今回スポットを当てる“形成期”です。

今回は、形成期において、クリニックの各メンバーが意識すべきことについて解説します。

そもそも形成期とは?

そもそもクリニックにおける形成期とは、まだ目標達成のためのチームが作られたばかりの段階を指しています。

Forming(フォーミング)とも呼ばれます。

そのため、一緒に業務に取り組むメンバーは、お互いにどのようなスキルや性格、考え方を持っているかわからない状況です。

形成期に各メンバーが意識すべきこと6選

このような時期において、チームビルディングを構成するクリニックのメンバーは、以下のようなことを意識すべきです。

・クリニックのミッションは何か

・クリニックの目的は何か

・クリニックの戦略は何か

・自身の役割と責任は何か

・クリニックにおいて遵守すべきルールは何か

・リーダーやメンバーの強み、弱みは何か

クリニックのミッションは何か

クリニックのミッションとは、目的を達成するためにクリアしなければいけない課題のことを指しています。

各メンバーは、まずこちらを理解し、遂行することを意識しなければいけません。

クリニックの目的は何か

クリニックのチームビルディングには、必ず目的があります。

各メンバーは、形成期にこちらの目的を明確に把握し、目的達成のための一員であることを強く自覚する必要があります。

クリニックの戦略は何か

チームビルディングにおけるミッションの実現、目的の達成には、そのクリニックならではの戦略があります。

もちろん、今後の状況によっては戦略が改められることもありますが、メンバーはまず形成期の段階における戦略に沿って業務をこなさなければいけません。

自身の役割と責任は何か

チームビルディングは、一人でも目的達成の意識が低かったり、協調性がなかったりするメンバーがいると、基本的には成立しません。

そのため、形成期の段階で、それぞれのメンバーは自身の役割、負う責任について理解する必要があります。

クリニックにおいて遵守すべきルールは何か

クリニックに限らず、どのような組織でも最低限のルールづくりは必要です。

チームビルディングにおいても、ルールを設けることにより意識付けができるため、各メンバーにはルールを理解し、遵守することが求められます。

リーダーやメンバーの強み、弱みは何か

クリニックのチームビルディングにおけるリーダー(主に院長先生)、各メンバーには、必ず得手不得手が存在します。

形成期では、このような強み、弱みに対して理解を示すことにより、相互理解につながり、チームビルディングにおいて、お互いのリソースを存分に活かしあうことができます。

また、理解してくれる相手がいるという安心感は、各メンバーの心理的安全性の向上につながり、これによって働きやすい職場が完成します。

形成期で発生し得る問題

形成期において、各メンバーが上記のようなことを意識しなかった場合、クリニックでは以下のような問題が発生する可能性があります。

 
メンバー個人の問題・モチベーションが低下する
・生産性が低下する など
メンバー間での問題・方向性のズレで行動がちぐはぐになる
・相互不信(リーダー⇔メンバー、メンバー⇔メンバー)

まとめ

ここまで、クリニックのチームビルディングにおける形成期に、各メンバーが意識すべきことについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

「実力はあるがモチベーションが低い」「人間性は素晴らしいがスキルに欠ける」といったメンバーを抱えるクリニックは、一度3up Projectを活用してみてください。

医療機関に特化した研修により、きっとチームビルディングに適した人材を育て上げることができます。

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