チームビルディングは組織で動くため、当然メンバーの中には上司と部下が存在します。
またこのとき気を付けたいのがハラスメントですが、パワハラやセクハラなどよく知られているものについては、注意しているところも多いでしょう。
今回は、あまり知られていないハラスメントについて解説します。
あまり知られていないハラスメント5選

チームビルディングでは、以下のハラスメントが発生しないように、各メンバーへの指導を行う必要があります。
・テクノロジーハラスメント
・時短ハラスメント
・リモートワークハラスメント
・パタニティハラスメント
・フォトハラスメント
各項目について詳しく説明します。
テクノロジーハラスメント
テクノロジーハラスメントは通称テクハラと呼ばれるもので、さまざまなIT技術を使用するチームビルディングでは起こりやすいです。
具体的には、テクノロジーに関する知識の差を利用し、相手に嫌がらせをする行為を指しています。
例えば、相手が新しいデバイスの操作に慣れていないとわかっていながら、無理やり使用させたり放置したりすることが該当します。
またテクハラについては、部下から上司に対して発生することも考えられます。
時短ハラスメント

時短ハラスメントは、ジタハラと略されるハラスメントの一種です。
チームビルディングでは、他の組織と同じく残業が発生することもあります。
しかしチームビルディングの責任者の中には、メンバーの業務がまだ終わっていないにもかかわらず、定時退社を強制させる方がいます。
こちらが時短ハラスメントです。
近年は長時間労働の問題が見直されていますが、根本的に解決をしないまま強制的に定時退社をさせても意味がありません。
なぜなら、メンバーの残った仕事は翌日に持ち越されてしまうからです。
リモートワークハラスメント
近年は、チームビルディングでもリモートワークを採り入れる機会が増えています。
しかし、場合によってはリモートワークハラスメントが起こることもあるため、注意が必要です。
こちらは、リモートワークを行うメンバーに対して過度に干渉するケースが該当します。
例えば私服や自宅の環境について批判したり、業務時間中常にカメラをオンにすることを強要したりといった行為です。
クリニックのチームビルディングでリモートワークの機会は少ないかもしれませんが、一部採り入れる場合は注意してください。
パタニティハラスメント

パタニティハラスメントは、簡単にいうとマタニティハラスメントの男性版です。
近年は、男性でも育児休業を取る方が増えていますが、それに対し不当な扱いや嫌がらせをすることはハラスメントにあたります。
例えば、育児休業を取るメンバーを無視したり、育児休業取得後の昇進や評価に明らかな差をつけたりすることが当てはまります。
フォトハラスメント
フォトハラスメントは、チームビルディングの職場において、メンバーの写真を無断で撮影したり、SNSなどにアップしたりする行為です。
例えばクリニックのホームページやSNSは、メンバーの写真を掲載し、集患やSEOなどに活用することがあります。
しかし、写真を撮るときや掲載するときは、必ずメンバーの許可を取らなければいけません。
メンバーの中には、自身の写真を撮られたくなかったり、そのクリニックで勤務していることを知られたくなかったりする方もいます。
まとめ
近年はあらゆる種類のハラスメントが生まれ、チームビルディングにおける責任者や上司の方も、部下との接し方が難しくなっています。
それでも、しっかりマナーやモラルを持って接していれば、ハラスメントは未然に防げます。
またスキルが未熟なメンバーに対しては、どうしても厳しく指導してしまうことがあります。
このような場合は、パワハラ認定される前に3up Projectを活用することをおすすめします。