チームビルディングの相互信頼を築くためのポイント

チームビルディング

複数のメンバーで構成されるチームビルディングでは、相互信頼がとても重要です。

こちらは、各メンバー間、院長先生とメンバー間において、“自分自身が自分を信頼し、相手のことも信じる”という意味を持つ言葉です。

今回は、院長先生がクリニックのチームビルディングにおける相互信頼を築くためのポイントを解説します。

チームビルディングの相互信頼を築くポイント7選

チームの相互信頼を育むため、院長先生がリーダーとしてできることとしては、主に以下のことが挙げられます。

・他のメンバーの利益にもなることを示す
・オープンな体制を取る
・公正になる
・感情を言葉に表す
・意思決定の指針において一貫性を示す
・秘密を守る
・能力を示す

他のメンバーの利益にもなることを示す

チームビルディングの中には、自身の利益になることだけでは、なかなかモチベーションが向上しないというメンバーもいます。

このようなケースでは、院長先生が当該メンバーに対し、自身の業務効率を上げるなどすることで、他のメンバーや院長先生、ひいてはクリニックの利益にもなることを示すことで、モチベーションの向上や相互信頼につながります。

オープンな体制を取る

院長先生ができる限りオープンな体制を取ることは、メンバーと院長先生との相互関係を築くために必要なことです。

ここでいうオープンな体制とは、以下のようなことを指しています。

 内容
対メンバーへの体制・情報を提供する ・自身の判断について説明する ・関連情報を完全に開示する
対自分(院長先生)への体制問題点に率直になる

公正になる

公正な評価や判断をメンバーに下すことも、相互関係を築くには必要なことです。

良い評価が一部のメンバーに偏ったり、逆に悪い評価が偏ったりすると、不平不満が出るようになり、院長先生とメンバー間には軋轢が生まれます。

また、メンバー同士の関係も悪くなってしまう可能性があります。

感情を言葉に表す

例えば、チームビルディングにおいて重要な業務を任せるメンバーや、少し能力が劣るメンバー、伸び悩んでいるメンバーなどに対し、院長先生がしっかり感情を言葉で表すことにより、熱意が伝わり、相互関係も築きやすくなります。

意思決定の指針において一貫性を示す

チームビルディングにおける意思決定は、院長先生の重要な作業の一つですが、こちらの指針については、一貫性を示すことが大切です。

そうしなければ、各メンバーは院長先生の考えが理解できず、相互関係も出来上がりにくくなってしまいます。

秘密を守る

各メンバーが、他のメンバーなどに知られたくない秘密などについては、もちろん院長先生が責任を持って最後まで守らなければいけません。

例えば、前職での失敗や、他のメンバーに対する思いなどについては、あまり知られたくない情報だと推測できます。

秘密を守る期間がなければ長いほど、相互信頼は強まることが期待できます。

能力を示す

チームビルディングにおいて院長先生は、メンバーの能力を引き出したり、モチベーションをアップさせたりすることもありますが、場合によっては積極的に業務に携わることもあります。

このようなケースでは、リーダーとしての能力を示すことを意識しましょう。

やはり、医師として、社会人としての能力に優れているリーダーの方が、メンバーからの信頼を得やすく、相互信頼にもつながりやすくなります。

まとめ

ここまで、院長先生がチームビルディングの相互信頼を築くためのポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

院長先生はマネージャーとして、時にはプレーヤーとして、積極的にクリニックの現場に携わり、チームビルディングの相互関係を構築する必要があります。

また、3up Projectなどの教育・育成セミナーを活用し、効率的にメンバーの能力を育てることも大切です。

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