チームビルディングをメンバーは、当然優秀な人材で構成されるのが望ましいです。
またスキルについても多く備わっているに越したことはありません。
ここでいうスキルとは、スキルセットのことを指しています。
ここからは、スキルセットの概要や種類などについて解説したいと思います。
スキルセットの概要

スキルセットは、業務を遂行するために必要な能力の組み合わせです。
チームビルディングのメンバーに限らず、組織に属する方には無条件で求められます。
またスキルとの違いは、ある能力単体であるかそうでないかです。
スキルは単体として捉えるもので、スキルセットは複数のスキルを合わせたものです。
クリニックのチームビルディングでは、メンバー構成や配置が重要になります。
スキルセットはその際の判断基準の一つとして機能します。
スキルセットの種類

スキルセットには以下の2つの種類があります。
・ソフトスキル
・ハードスキル
これらの違いについて説明します。
ソフトスキル
ソフトスキルは、業務の能力を引き出すために必要なスキルセットです。
業界や職種を問わず求められる以下のような能力が該当します。
チームに関する能力 | ・コミュニケーション能力 ・マネジメント能力 ・リーダーシップ ・チームワーク ・傾聴力 など |
個人に関する能力 | ・論理的思考力 ・タイムマネジメント ・問題解決能力 ・決断力 など |
ハードスキル
ハードスキルは、業務における経験から得られる能力です。
以下のように専門性が高く、主にその業界特有のものが当てはまります。
・プログラミングなどのITスキル
・語学力
・資格
・マーケティング、営業スキル
・デザインスキル など
クリニックのチームビルディングには、資格などのハードスキルが関係しています。
またクリニックの環境によっては、プログラミングスキルなども求められます。
ビジネスパーソンに求められるスキルセット
ビジネスパーソンに求められるスキルセットは、以下の種類に分けることもできます。
スキルセットの種類 | 概要 |
基本スキルセット | 社会人全般に求められるスキルセット |
対課題スキルセット | 課題解決に求められるスキルセット |
対人スキルセット | 円滑な人間関係のためのスキルセット |
自己スキルセット | 自己のコントロールのためのスキルセット |
メンバーのスキルセットを向上させる方法

メンバーのスキルセットを向上させるには、以下の方法が有効です。
・マインドセットを整える
・研修を実施する
マインドセットを整える
メンバー育成においては、スキルセットだけでなくマインドセットも重要です。
マインドセットは、業務を行う際の心構えや思考パターンです。
実際クリニックでは、予想もしないトラブルやアクシデントが起こることがあります。
そうした場面では、テクニックとしてのスキル以上にマインドセットが重要になります。
そのため院長先生は、各メンバーのマインドセットを整えなければいけません。
具体的には面談などにより、自己分析や行動変容を促します。
研修を実施する
メンバーのスキルセット向上には、以下のような研修の実施も重要です。
スキルセットの種類 | 研修内容 |
基本スキルセット | ・ビジネスマナー研修 ・パソコン研修 ・電話応対スキル研修 など |
対課題スキルセット | ・ロジカルシンキング研修 ・マネジメント研修 など |
対人スキルセット | ・コミュニケーション研修 ・プレゼンテーション研修 など |
自己スキルセット | ・セルフマネジメント研修 ・アンガーマネジメント研修 など |
まとめ
ここまで、スキルセットの概要や種類などを中心に解説してきました。
スキルセットは一朝一夕で身に付くものではありません。
そのため院長先生は、長期的にメンバーのスキルセットを育むことが求められます。
その際にはもちろん、研修を外部に委託することも検討しなければいけません。
その選択肢の一つとして、クリニックの教育に特化した3up Projectがあります。