チームビルディングのメンバーは、日々さまざまな業務に追われながら、チームの一員としての力を発揮しなければいけません。
そのため、ストレスが蓄積することも多く、院長先生は少しでもそれを軽減させることが大切です。
今回は、チームビルディングのメンバーに対するストレスマネジメントについて解説します。
ストレスマネジメントの概要
ストレスマネジメントは、メンバーがストレスとうまく付き合う方法を考え、対処していくことです。
ストレスは誰もが日々の生活の中で感じるものです。
しかしストレスの負担が大きくなると、心身に影響が出ることがあります。
もちろん、メンバーのストレスはチームビルディングに支障をきたすことも考えられるため、院長先生がうまく管理しなければいけません。
ストレスマネジメントを実施するメリット
院長先生がメンバーのストレスマネジメントを行うメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・メンタルヘルスの改善
・生産性の向上
・職場環境の改善
ストレスマネジメントを行うことで、メンバーのメンタルヘルスの改善につながります。
例えば、うつ病は過度なストレスが原因となり、脳内の神経伝達物質が適切に機能しなくなってしまう状態です。
こちらを防ぐためには、メンバーのストレスを溜めないことが重要です。
またストレスマネジメントには、チームビルディングの生産性を向上する効果もあります。
メンタル面が安定すれば、業務に集中することができ、パフォーマンスも改善するからです。
さらにストレスマネジメントに成功すれば、メンバーは職場でストレスにさられてもイライラすることが減ります。
こちらはコミュニケーションの円滑化、ハラスメント防止などにつながります。
ストレスマネジメントの方法
チームビルディングにおけるストレスマネジメントの方法には、主に以下のようなものがあります。
・ストレスマネジメント教育
・1on1ミーティング
・サポート体制の整備
ストレスマネジメント教育は、院内で研修を開き、ストレスの仕組みやストレスマネジメントについてメンバーに学んでもらうというものです。
また院長先生が、一対一でメンバーとコミュニケーションを取る1on1ミーティングも、ストレスマネジメントの機会として有効です。
例えば、コミュニケーションの中でメンバーがストレスを感じる部分がないか尋ねたり、ストレスがある場合は一緒に分析し対処法を考えたりします。
その他、誰でも利用できる外部の相談窓口を設置し、メンバーに活用を促すのもおすすめです。
ストレスマネジメントを行う際の注意点
チームビルディングのメンバーに対しストレスマネジメントを行う場合、ストレスをゼロにするのではなく、軽減してコントロールするという考えで進めるのが大切です。
強いストレスを長期にわたって与え続けると、メンバーの心身の不調や病気につながる危険性があります。
しかし、適度なストレスや緊張感は良いパフォーマンスを引き出すという実験結果も存在します。
そもそも、ストレス耐性は個人的な性質に大きく左右されるため、過度なストレスがどの程度のものなのか一概には言えません。
つまり、メンバーのストレスをゼロにすることは基本的に不可能だということです。
院長先生はこれらのことを踏まえ、少しでもメンバーが業務に集中しやすい環境を整える必要があります。
まとめ
院長先生は、チームビルディングのメンバーにおける能力を伸ばすだけでなく、過度な負担がかかっていないか常に気にかける必要があります。
そうしなければ、メンバーは本来の実力を発揮できませんし、チーム内において離職率が高まってしまうおそれがあります。
ちなみに、メンバーの育成にもう少し注力したいというクリニックは、院内だけでなく3up Projectでの育成も視野に入れましょう。