チーズビルディングで気を付けたいジェンダーハラスメントとは?

チームビルディング

チームビルディングのメンバー同士については、目標に対する考え方が同じで、なおかつコミュニケーションが活発に図られていることが望ましいです。

しかし、一部メンバーや院長先生自身に問題があると、そのような関係性は築けません。

今回は、チームビルディングで注意したいジェンダーハラスメントについて解説します。

ジェンダーハラスメントの概要

ジェンダーハラスメントは通称ジェンハラとも呼ばれ、社会的な役割が分かれているという固定概念に基づくいやがらせ、差別などです。

具体的には“男だから”、“女だから”という考え方で起こるハラスメントです。

ジェンダーとは、社会的または文化的に持つ男女としての役割を指す言葉です。

数十年前までは、日本でもジェンダーの考え方は根付いていましたが、近年はジェンダーレス化が進んでいます。

例えば、ランドセルは男が黒、女が赤というような固定概念も減少傾向にあります。

チームビルディングの現場においても、このような固定概念はなくしていかなければいけません。

セクシャルハラスメントとどう違う?

ジェンダーハラスメントと似たものに、セクシャルハラスメントがあります。

こちらは性に関するハラスメントではありますが、ジェンダーハラスメントとは似て非なるものです。

セクシャルハラスメントでは、身体的・物理的な不快感を覚えるような発言、行動が行われるのに対し、ジェンダーハラスメントでは性別に基づく差別が行われます。

例えば「その洋服色っぽいね」という発言はセクハラ、「女性は力が弱いからこの仕事はできない」という発言はジェンハラに該当します。

また不必要に触ったりすることはセクハラ、女性に掃除やお茶汲みを強要することなどはジェンハラにあたります。

ジェンダーハラスメントが起こりやすい職場とは?

ジェンダーハラスメントが起こりやすいチームビルディングには、以下のような特徴があります。

・ジェンダーに対する意識の差がある
・管理職の性別が偏っている

ジェンダーレス化が進んだのはここ数十年の話であるため、ジェンダーに対する意識には世代によって差があります。

例えば「私たちの時代はこうだった」と古い考えを持ち続けるメンバーもいれば、多様性をポジティブに受け入れる方もいます。

こちらの差が激しいと、必然的にジェンダーハラスメントは起こりやすくなります。

またクリニックの管理職が男性もしくは女性ばかりの場合、少数派の性別の方はジェンダーハラスメントを受けやすく、肩身の狭い思いをすることが予想されます。

チームビルディングにおけるジェンダーハラスメント対策

ジェンダーハラスメントが起こらないようにするために、院長先生はハラスメント研修や窓口設置、意識改革に向けた取り組みに着手しなければいけません。

ジェンダーハラスメントは、場合によっては悪気なく行われていることもあります。

そのため、各メンバーにどういったことがハラスメントに当たるのか、研修によって理解させることが大切です。

またジェンダーハラスメントを含む、すべてのハラスメントにおける窓口の設置や適切な運営も大切です。

このとき重要なのが、設置するだけでなく稼働させなければ意味がないという点です。

さらに、男女共に働きやすい環境づくりを推進することも求められます。

例えば、男性育休の推進や女性の働きやすさの向上など、性別による差別が行われにくい現場を目指します。

まとめ

ジェンダーハラスメントをチームビルディングから排除することは、決して簡単なことではありません。

それでも、メンバーがつらい思いをして、パフォーマンスを低下させることは避ける必要があります。

院長先生はジェンダーハラスメントゼロに向けた取り組みを行うとともに、3up projectなど、適宜外部サービスも利用するようにしましょう。

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