患者様に選ばれるクリニックは、さまざまな項目において、良いイメージを持ってもらうための工夫がされています。
一方、集患に苦しむクリニックは、あらゆる課題や問題を抱えていることが考えられます。
今回は、選ばれるクリニックと選ばれないクリニックの違いを見ていきたいと思います。
選ばれるクリニックと選ばれないクリニックは何が違う?
患者様に選ばれるクリニックとそうでないクリニックには、以下の項目において大きな違いがあります。
・挨拶
・環境
・態度
・院長
挨拶
従業員の挨拶は、患者様のクリニックに対するイメージに大きな影響を与えます。
また、選ばれるクリニックと選ばれないクリニックの挨拶には、以下のようにまったく異なる特徴があります。
選ばれるクリニック | ・患者様の名前を呼んで挨拶をする
・患者様の目を見て挨拶をする ・患者様の状態に合わせた挨拶をする |
選ばれないクリニック | ・マニュアル化された挨拶しかしない
・挨拶がない |
やはり、患者様の名前を呼んだり、しっかり目を見て挨拶したりすれば、必然的に印象は良くなります。
一方で、毎回決まりきった挨拶しかしなかったり、そもそも挨拶がなかったりする場合、当然ながら思ったような集患はできません。
環境
クリニック側が思っている以上に、患者様はクリニックの環境を見ているものです。
良いクリニック、悪いクリニックにおける環境の特徴は、それぞれ以下の通りです。
選ばれるクリニック | ・ものが少ない
・整理整頓が行き届いている |
選ばれないクリニック | ・不必要なもので溢れている
・清掃は委託業者が行うものだと思っている |
逆に、不必要な用具や機器が患者様から見える位置にたくさん置かれていたり、清掃の意識が極めて薄かったりするクリニックは、必然的に敬遠されます。
ものが少なくスッキリとした印象があり、なおかつホコリなどの汚れが少ないクリニックは、気持ち良く利用できるため、患者様の支持を集めやすくなります。
態度
患者様が従業員を見るのは、挨拶のときだけではありません。
普段の働きぶりや態度も、チェックされている可能性があります。
また、選ばれるクリニックと選ばれないクリニックでは、態度に以下のような違いがあります。
選ばれるクリニック | ・明るいスタッフが多い
・無駄話をしない |
選ばれないクリニック | ・受付の従業員が座ったまま動かない
・従業員間で無駄話をし続けている ・無駄話中は笑顔にもかかわらず、患者様の対応をするときは不愛想 |
実際はどうなのかを問わず、“働いていない”あるいは“おしゃべりばかり”というイメージを患者様に与えてしまうことは、クリニックが集患を目指すにあたって良くありません。
院長
そのクリニックを代表する人物である院長先生の性格や言動、イメージは、クリニックのイメージに直結します。
よって、院長先生は立ち振る舞いを見直し、以下の選ばれるクリニックにおける院長先生像に近づけるように工夫しましょう。
選ばれるクリニック | ・ポジティブな考え方
・行動力がある ・挨拶や清掃などを率先して行っている ・従業員に労いの言葉をかけている |
選ばれないクリニック | ・従業員のできないこと、してくれないことにばかり意識が向いている
・従業員への労いの言葉がない |
院長先生の行動やイメージに問題があると、患者様に良い印象を与えられないだけでなく、従業員にも敬遠されてしまい、離職者が増加してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
まとめ
ここまで、患者様に選ばれるクリニックと選ばれないクリニックの違いを具体的に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
イマイチ患者様が集まらないというクリニックは、前述の項目を見直し、院内全体の意識を変えていかなければいけません。
また、他にも集患対策を取りたいというのであれば、専門のコンサルタント会社への依頼も検討してみましょう。
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