クリニックの従業員にやる気を出してもらうことは、使用者側である院長先生にとっての義務だと言えます。
逆に、やる気をなくしてしまうような行動ばかり取っていると、優秀な人材が離れてしまうことにもなり得るため、注意が必要です。
ここからは、具体的にどのような行動がNGなのかについて解説します。
従業員のやる気をなくす院長先生のNG行動6選
院長先生が以下のような行動を取ると、従業員はやる気をなくしてしまう可能性が高いため、注意してください。
・細かすぎる指示を出す
・ミスをフォローしない
・自慢話をする
・長い説教をする
・圧力で従わせようとする
・自分は努力しない
細かすぎる指示を出す
院長先生が従業員に指示を出すことは、クリニックにおいて決して不自然なことではありませんし、むしろ必須事項です。
しかし、細かすぎる指示を出してしまうと、従業員はやる気をなくしてしまう可能性があります。
クリニックだけに限らず、仕事のやりがいは自主性によって得られるものです。
そのため、1から10まで細かく指示をせず、ある程度従業員に任せるポイントも作ることを意識しなければいけません。
ミスをフォローしない
従業員のミスをフォローしないことも、院長先生がやってはいけない行動の1つです。
どれだけ優秀な人材であっても、一切ミスをしないということはなく、こちらをフォローするのは院長先生を始めとする経営陣や上司の役目です。
しかし、中には知らん顔をするような方もいます。
ミスをフォローしない場合、その従業員はただただ処理に追われ、改善するポイントがわからないままになってしまいます。
もちろん、「すべてミスの責任を負わされた」という気持ちから、院長先生に対する信頼感ややる気をなくすことにもつながります。
自慢話をする
どのようなシチュエーションであっても、院長先生の自慢話は、基本的に従業員のやる気をなくすことにつながります。
例えば、従業員に対して以下のような自慢をすることには、特に何のメリットもありません。
仕事関連の自慢 | ・過去の武勇伝
・他人からの評価 など |
それ以外の自慢 | ・家族や身内の自慢
・愚痴に見せかける自慢 など |
また、従業員の成果や功績を褒め称えたとしても、そこに「私も若い頃は…」といった自慢を付けてしまうと、やる気アップの効果が半減してしまいます。
長い説教をする
従業員におけるミスの内容や態度によっては、時に説教が必要な場面もあるかもしれません。
しかし、このときに過去のことを蒸し返したり、同じ内容を繰り返したりして、積極が長くなると、従業員のやる気は大幅に下がります。
説教はあくまで短く、簡潔に済ますことを意識しましょう。
圧力で従わせようとする
当然のことですが、院長先生という立場を利用し、圧力で従わせようとすることも、従業員のやる気をなくす行動に該当します。
また、このような行動は、特定の従業員におけるやる気をなくすだけでなく、職場全体の雰囲気を悪くすることにもつながります。
自分は努力しない
従業員にうまく指示を出し、大量の業務を効率良く回していくのが、使用者である院長先生の役目です。
しかし、一切努力をしない人間が指示を出しても、従業員はやる気を出してくれません。
わかりやすい例でいうと、すべての従業員がせわしなく動いている状況で、特定の従業員に別の指示を出し、院長先生は休憩に行ってしまうようなケースです。
院長先生も同じくらい動き、努力しているところを見せるだけでも、従業員の働く姿勢は大きく変わります。
まとめ
ここまで、クリニックの院長先生が注意しなければならない、従業員のやる気をなくしてしまう行動について解説しました。
さまざまな工夫をしているにもかかわらず、従業員のやる気が上がらない、プロ意識が低いといった悩みを抱えるクリニックは、3up Projectを活用してください。
優秀な従業員を育成し、患者様に愛されるクリニックを作り上げることができます。