患者様との距離を縮めるために実践したいテクニック

接遇のこと

患者様とたくさん話をして、良い印象を持ってもらうためには、まず患者様との距離を縮める必要があります。

いきなり従業員側から積極的に話しかけると、“馴れ馴れしい”というマイナスなイメージを与えてしまいかねません。

ここからは、患者様との距離を縮めるために実践したいテクニックについて解説します。

患者様との距離を縮めたい従業員必見!5つのテクニック

患者様の中には、元々人と話すのが好きで、初めて会ったときから自身の話をしてくれる方もいます。

しかし、もちろんすべての患者様がそうであるとは限らないため、クリニックの従業員は少しずつ距離を縮め、心を開いてもらうことを意識しましょう。

また、その際に実践したいテクニックとしては、主に以下の5つが挙げられます。

・オープンポジティブを心掛ける
・横のパーソナルスペースを利用する
・一度肯定する
・話を聞く位置を工夫する
・前回の会話の続きをする

オープンポジティブを心掛ける

オープンポジティブとは、相手方に心を開いていることを示す行動をいいます。

例えば、患者様が話しているときに腕を組んでいたり、身体や目線が違う方向を向いていたりすると、「自分の会話がつまらないのか?」と感じさせてしまい、なかなか距離が縮まりません。

逆に、しっかり患者様の目を見て話を聞き、しっかりとうなずくようにすれば、必然的に好感を持たれやすくなります。

横のパーソナルスペースを利用する

人間には、パーソナルスペースという心理的な縄張りが存在します。

また、こちらは前に広く、左右と後ろは比較的狭いとされています。

そのため、患者様との距離を縮めるには、なるべく横のパーソナルスペースを利用しましょう。

具体的には、患者様と話す際横に座ることで、前に立ったり座ったりする場合よりも、近めの距離で話しを聞くことができます。

一度肯定する

患者様から何か要望があったときの返答でも、クリニックの従業員はある程度距離を縮めることが可能です。

具体的には、たとえ要望に応えるのが難しい場合でも、一度肯定をしてから主張をするという方法です。

以下のように、先に否定をする場合と比べると、患者様に与えるイメージはかなり違ってきます。

先に否定する場合 「難しいですね。明日でも宜しいでしょうか?」
一度肯定してから主張する場合 「了解しました。実は今少々立て込んでおりまして、着手できるのが明日になりそうなのですが、それでも宜しいでしょうか?」

話を聞く位置を工夫する

患者様との距離を縮めるためには、“話しやすい”と思ってもらうことも大切ですが、話を聞く位置を工夫することで、ある程度話しやすさを感じてもらいやすくなります。

具体的には、立って患者様の話を聞く際に、斜め45度あるいは90度の位置に立ちましょう。

こちらの角度は、直接的に目線が合うことが少なく、まだそれほど親密ではない患者様にも、リラックスした状態で話してもらうことができます。

前回の会話の続きをする

前回会話したときの内容を覚えておき、次に患者様に会ったときその続きをすることで、距離はグッと縮まることが期待できます。

例えば、前回患者様が“今度旅行に行く”という話をしていた場合は、次に会ったときに「この間の旅行はどうでしたか?」とさりげなく質問してみましょう。

こうすることで、「前回の会話を覚えてくれている」と思ってもらうことができ、このような流れを積み重ねることで信頼関係の構築につながります。

まとめ

ここまで、患者様との距離を縮めるために、クリニックの従業員が実践したいテクニックについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

3up Projectは、クリニックの従業員における人間性やホスピタリティを向上させる取り組みです。

従業員を輝かせ、クリニックの経営状況改善にもつなげたいというクリニックは、ぜひ活用してみてください。

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