面接においてクリニック側が避けるべき態度や言動、質問

チームビルディング

人材不足に悩むクリニックの中には、日々採用活動を行っているところも多いかと思います。

しかし、面接の際、クリニック側が良くない態度や言動を見せたり、相応しくない質問をしたりすると、優秀な人材に敬遠される可能性があります。

今回は、面接においてどのような態度や言動などを避けるべきなのかについて解説します。

面接でクリニック側が避けるべき態度、言動

クリニックにおける面接では、まず雑談からスタートし、応募者の警戒心や緊張感を和らげ、親近感を高める必要があります。

例えば、気候や天気に関することや、移動経路に関することなどの雑談は、前もってできるように準備しておくべきです。

一方、以下のような態度や言動を見せることは、応募者に威圧感や不快感を抱かせてしまうことにつながるため、避けなければいけません。

・腕組み、脚組み
・書類ばかり見ている
・反応がない(返事、頷きがない)
・明らかに疲れた顔をする
・話を遮る
・否定、反論する など

このような態度や言動で行われる面接は圧迫面接と言われ、実際の業務においても、圧迫的な対応を行う職場と想定されてしまいます。

また、面接に訪れた応募者に悪い印象を与えると、口コミサイトなどにその内容を書かれてしまい、クリニックの評判を落とすことにもつながりかねません。

つまり、一度良い人材の獲得に失敗するだけでなく、今後の採用活動にも影響を及ぼすということです。

面接でクリニック側が避けるべき質問

クリニックの面接では、応募者に以下のような質問を行います。

・プロフィール、志望動機について
・資格、特技について(仕事で活かせるものか)
・経歴、職歴について(特に前職の業務内容、経験、スキル)
・性格、特性について(長所、短所、強み、課題)
・可能な出勤日数、就業時間について(特にパートの場合)

これらの質問をすることで、クリニックが求めている人材なのかどうかをある程度見極めることができます。

一方、以下のような質問に関しては、就職差別になるおそれがあるという観点から、配慮することとされています。

また、応募者の印象を悪くしてしまい、クリニック側が採用したくても断られてしまう可能性もあるため、避けなければいけません。

カテゴリ 詳細
本人に責任のない事項の把握 ・本籍、出生地に関すること(戸籍謄本や本籍が記載された住民票の写しを提出させることなど)

・家族に関すること(職業、続柄、健康、地位、学歴、収入、資産など)

・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)

・生活環境、家庭環境などに関すること

本来自由であるべき事項(思想信条に関わること)の把握 ・宗教に関すること

・支持政党に関すること

・人生観、生活信条に関すること

・尊敬する人物に関すること

・思想に関すること

・労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)

・学生運動になど社会運動に関すること

・購読新聞、雑誌、愛読書などに関すること

その他 ・身辺調査などの実施

・合理的、客観的に認められない採用選考時の健康診断の実施

もちろん、応募者本人から発言がある場合は構いませんが、クリニック側から積極的に聞くことは避けるのが無難です。

どうしても、クリニックで働く上で必要になると判断される事項については、書面などにより「差し支えない範囲でお書きください」などの一文を加え、応募者に選択肢を与えておくと、良い印象を持ってもらいやすくなります。

まとめ

ここまで、クリニックが優秀な人材を逃さないために、面接で注意したい態度や言動、質問について解説してきました。

新たな人材の獲得だけでなく、既存の従業員におけるスキルアップも図りたいというクリニックは、3up Projectを活用してみましょう。

クリニックに特化した接遇やマナーの提供により、従業員全体のスキルや意識改善、患者満足度の向上が期待できます。

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