クリニックにおける従業員不足が引き起こす悪循環とは?

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クリニックの中には、十分に従業員が確保されていない状態で、なんとか経営を続けているというところもあるでしょう。

しかし、そのまま経営し続けても、今後状況が好転することは考えにくいです。

ここからは、クリニックにおける従業員不足が引き起こす悪循環について解説します。

クリニックの従業員不足が引き起こす悪循環の流れ

クリニックの従業員不足は、以下のような流れで悪循環を引き起こすことがあります。

・欠員に対応しにくくなる
・院長先生の負担が増える
・派遣会社に依頼する
・採用活動の時間が取れない
・ミスが増える

欠員に対応しにくくなる

クリニックが従業員不足のまま経営を続けると、次第に欠員に対応しにくくなります。

例えば、常勤する従業員のうち、1人が退職してしまったとします。

現時点では、在籍する従業員同士でなんとか欠員をカバーすることができていたとしても、従業員不足の場合、1人が抜けただけでも、欠員が出たときの経営は難しくなります。

特に、クリニックの従業員には女性が多く、結婚や出産、子育てなどによる離職率が高いため、このような状況に陥るのは目に見えています。

院長先生の負担が増える

欠員に対応しにくくなったクリニックは、従業員の穴を院長先生が埋めるようになります。

こうなると、当然院長先生の負担は大きくなります。

また、これが1つのクリニックのみを経営する場合であれば、まだどうにかなるかもしれませんが、複数の分院を経営する場合は、そういうわけにもいきません。

欠員が出たクリニックに院長先生が向かわなければいけなくなりますし、複数の分院で欠員が同時に出た場合は、それでも対応しきれなくなります。

派遣会社に依頼する

在籍する従業員だけでは欠員に対応しきれず、なおかつ院長先生の体力も限界になってしまったクリニックは、次の対策として派遣会社に従業員の紹介を依頼するようになります。

もちろん、これによって従業員不足はある程度解消されるかもしれませんが、派遣会社に支払う紹介料は非常に高額です。

そのため、派遣会社に頼りっきりだと、クリニックの経営状況はみるみるうちに悪化してしまいます。

採用活動の時間が取れない

派遣された従業員に依存しているクリニックの院長先生は、支出が多くなるだけでなく、派遣従業員に残業をさせないようなスケジュールのマネジメントもしなければいけません。

そのため、派遣への依存から脱却すべく、採用活動をしようにも、なかなかその時間が取れなくなります。

つまり、いつまでも自院に直接在籍する常勤の従業員を増やせないということです。

ミスが増える

派遣従業員が多いクリニックは、常勤の従業員との連携がなかなか取れず、細かいミスも頻発するようになります。

こうなると、クリニックは患者さんの信頼を失い、さらに売上を減少させてしまいます。

もちろん、いずれは重大な医療ミスにつながることも考えられます。

従業員不足に対応するための意外な手段について

従業員が不足しているクリニックは、人員を導入することばかりではなく、設備機器の導入も検討してみましょう。

具体的な設備機器と、導入による効果は以下の通りです。

設備機器 効果
予約システム ネット予約のため、電話にすぐ出られなかったり、対応に時間がかかったりする心配がなくなる
自動精算機 受付の従業員における窓口業務を大幅に減らすことができる

まとめ

従業員不足により、クリニックに悪循環が生まれると、そのような負のスパイラルからはなかなか抜け出せなくなります。

そのため、院長先生は採用活動や、クリニックの評価をアップさせ、応募者を増やすための対策を怠ってはいけません。

3up Projectを活用し、接遇意識の高いクリニックとなれば、患者さんはもちろん、勤務先を探している医療従事者の方の評価もアップすることが期待できます。

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