チームビルディングは、医師や従業員を一つのチームと考えたときに、それぞれが能力や技術、経験を最大限に発揮し、目標達成を目指すための取り組みです。
正しい段階を踏んで導入することにより、クリニックの組織力向上が期待できますが、導入における具体的なメリットには、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか?
クリニックにチームビルディングを導入するメリット4選
チームビルディング導入による主なメリットは以下の通りです。
・コミュニケーションの活発化
・モチベーションの向上
・離職率の低下
・アイデアの増加
コミュニケーションの活発化
クリニックがチームビルディングに取り組むことにより、医師や従業員間でのコミュニケーションは活発化されます。
具体的には、単純に会話をする機会が増えたり、“報連相”がスムーズに行われることにより、課題の共通認識を図れたりといった効果が期待できます。
また、報連相が増加することにより、チーム力が強化されたり、不測の事態を防止したり、悩みや課題を相談しやすい環境が作られたりと、他にもさまざまなメリットにつながります。
モチベーションの向上
チームビルディングを導入することにより、クリニックにおける各従業員の役割が明確化されます。
これにより、それぞれが自身の強みを発揮しながら業務にあたることができるため、必然的にモチベーションも向上します。
特に、これまでクリニックに貢献できていないと感じていた従業員にとって、明確な役割を与えられること、チームの一員として必要とされることは、何より大きなモチベーションになります。
もちろん、個人だけでなくチームとしてのモチベーションも向上することで、生産性や医療、サービスにおける品質の向上も期待できます。
離職率の低下
こちらはクリニックに限ったことではありませんが、人間関係がうまくいかないことを理由に、退職してしまう方は非常に多いです。
例えば、「上司の嫌味が嫌になった」「職場の雰囲気が悪くて業務に集中できない」といった理由です。
一方、チームビルディングにより、「職場に行けばやる気が出る」「困ったとき頼りになる上司がいる」といったような良好な関係を築くことができれば、人間関係を理由に退職する従業員は減少する可能性が高いです。
アイデアの増加
チームビルディングを導入することにより、クリニックはさまざまな価値観や考え方を駆使しながら、目標達成に向かって邁進することができます。
こちらを言い換えると、一人では思いつかないようなアイデアが出てきたり、そのようなアイデアを組み合わせて、より高いレベルの取り組みを実践できたりするということになります。
また、チームビルディングによってクリニックの風通しが良くなることで、遠慮することなくさまざまな従業員が意見できるようになります。
こちらも、アイデアの増加につながります。
チームビルディングのメリットを活かすためのフレームワーク
クリニックは、前述したようなチームビルディングのメリットをしっかり活かすために、まずは土台となる目標設定に注力しなければいけません。
また、その際には以下の“5W1H”のフレームワークを理由すると効果的です。
意味 | |
What | 目標は何か |
Why | なぜやるのか |
Who | チームのメンバーは誰か |
Where | どこでやるのか |
When | いつまでに目標を達成するのか |
How | どのようなプロセスで行うのか |
まとめ
ここまで、クリニックにおけるチームビルディング導入のメリットを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
チームビルディングを導入する際は、これらのメリットについてメンバーに共有し、理解してもらった上で取り組む必要があります。
また、メンバーの実力がまだ不十分である場合には、3up Projectを活用し、医療従事者としての意識やスキルを身に付けさせることをおすすめします。