クリニックがチームビルディングを導入する際の注意点

チームビルディング

チームの能力やスキル、経験を最大限に発揮しながら、目標に対し一丸となって取り組むことのできる組織作りがチームビルディングです。

しかし、採り入れ方を間違えると、チームが機能しなくなったり、医師や従業員間で亀裂が生まれたりします。

今回は、クリニックがチームビルディングを導入する際の注意点を解説します。

クリニックがチームビルディングを採り入れる際の注意点5選

チームビルディングは、以下のようにクリニックにとってもメンバーにとっても、さまざまなメリットが存在する取り組みです。

クリニックにとってのメリット・離職率の低下 ・パフォーマンスの向上 ・新しいアイデアが生まれやすくなる など
メンバーにとってのメリット・コミュニケーションの活発化 ・モチベーションの向上 ・ストレスの軽減 など

しかし、以下の注意点を押さえておかなければ、導入は失敗に終わる可能性があります。

・チームの目標を明確にする

・メンバーの役割を明確にする

・多様な価値観を受け入れる

・リーダーがチームを結束させる

・変更点の目的、意図を説明する

チームの目標を明確にする

チームビルディングを採り入れるのであれば、必ずチームの目標を明確にしなければいけません。

各メンバーが目指すべき目標を理解して初めて、一人ひとりが自走できるようになります。

また、“良いサービスの提供”など、抽象的な目標は浸透しにくいため、わかりやすい言葉と具体的な内容、数字で目標を設定すべきです。

メンバーの役割を明確にする

クリニックがチームで成果を出すためには、各メンバーの役割も明確にする必要があります。

そうすることにより、各々が目標に向けて無駄なく動きやすく、なおかつ目標達成率もアップします。

もちろん、役割を明確化するためには、リーダーが中心となり、各人のスキルや経験、強み、弱みなどを見極めながら、適切なポストを用意しなければいけません。

多様な価値観を受け入れる

クリニックのチームには、さまざまな価値観を持つメンバーが存在します。

そのため、まずはメンバー同士が、各々の考え方や価値観を受け入れ、理解しなければいけません。

こちらの相互理解がスムーズにいかない場合、チームは団結力を失い、チームビルディングは失敗に終わってしまいます。

リーダーがチームを結束させる

クリニックのチームビルディングにおいて、非常に重要な役割を担うのは、やはりリーダーである院長先生です。

チームビルディングでは、各メンバーがそれぞれ責任を持って割り振られた役割をまっとうしますが、時にはイレギュラーが発生したり、ミスからのリカバリーが求められたりすることもあります。

このような場合に、リーダーが各人のタスク調整、チームの方向修正を行い、メンバーを結束させることにより、チームがバラバラになることを防止できます。

変更点の目的、意図を説明する

チームビルディングでは、途中で目標に対する戦略、方向性などが変更されることもあります。

こちらは、その方がより目標の達成に近づけるのであれば、決して問題のないことです。

しかし、変更点がある場合は、なぜそうするのかについて理解してもらえるまで、リーダーを中心として、各メンバーに丁寧に説明しなければいけません。

こちらの作業が雑になると、統率が取れなくなったり、特定のメンバーがチームやリーダーに不信感を抱いたりすることにつながります。

まとめ

ここまで、クリニックがチームビルディングを導入する際の注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

チームビルディングのメリットは、あくまで前述した注意点をすべて押さえ、問題が発生しないように努めた上で初めて得ることができます。

もし、チームビルディングに非協力的なメンバーや、スキルが追い付いていないメンバーがいるのであれば、3up Projectの活用も視野に入れてください。

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