チームビルディングの機能期において院長先生がすべきこと

チームビルディング

クリニックのメンバーにおける能力、経験を最大限に引き出し、高いパフォーマンスを発揮できるチームをつくるのがチームビルディングです。

また、チームビルディングにおいて、目標を達成する直前のプロセスを“機能期”といいます。

今回は、機能期においてクリニックの院長先生がすべきことを中心に解説します。

機能期とは?

チームビルディングにおける機能期とは、チームが機能し、具体的な成功体験を得ることができる時期のことをいいます。

クリニックの各メンバーは、自身の役割をしっかり認識していて、個々のパフォーマンスを最大限に活用することができます。

また、チームとしてどのようなルールがあるのかも共有できていて、すでにある程度の成果、成功を収めているため、自身もついています。

その他の機能期の特徴としては、主に以下のことが挙げられます。

メンバーの特徴リーダーの指示がなくとも主体的に動く
チームの特徴・結束力が高く、十分な信頼関係を構築できている ・一丸となって目標に突き進んでいる

機能期において院長先生がすべきこと4選

チームビルディングの機能期において院長先生は、よりチームが完成度を高め、目標が達成しやすくなるように、以下のようなことを実践すべきです。

・メンバーに問題解決、意思決定を任せる

・メンバーの主体性を伸ばす

・メンバーとして業務に参加する

・コミュニケーションのサポートをする

メンバーに問題解決、意思決定を任せる

機能期の1つ前のプロセスにあたる統一期まで、クリニックのリーダーである院長先生は、問題解決や意思決定において最終判断を行ってきました。

しかし、機能期では、このような判断を行う必要はありません。

各メンバーの問題解決、意思決定には細やかな指示を出さず、基本的にはすべてメンバーに任せることにより、チームの完成度をより強固なものにします。

メンバーの主体性を伸ばす

先ほど解説したことと似ていますが、機能期において院長先生は、なるべくメンバーに権限を移譲し、メンバーの主体性を伸ばす必要があります。

クリニックの業務において、権限が院長先生にばかり偏っていると、メンバーは院長先生に依存し、なかなか主体性を持った行動ができなくなります。

メンバーとして業務に参加する

これまでのプロセスでは、院長先生はリーダーとしてチームビルディングに参加していましたが、機能期では他のメンバーとより近い目線、立場で参加することが求められます。

つまり、リーダーとしてすべきことはしながらも、業務に関わる場合は、一メンバーとして参加すべきだということです。

もちろん、責任のある立場だということは変わりませんが、あくまで縁の下の力持ちとして、チームに対してフラットに溶け込むことが大切です。

コミュニケーションのサポートをする

クリニックのチームビルディングにおいて、目的を達成するまでに大切なことは、チームが主体的に動く機能期を長く継続させることです。

各メンバーが最大限に力を発揮し、なおかつリーダーである院長先生が正しく行動すれば、目標を達成するのは時間の問題です。

また、院長先生は、機能期の継続期間を長くするために、チームメンバーとして積極的にコミュニケーションを取る必要があります。

もちろん、リーダーとして、各メンバーが充実したコミュニケーションを取るための環境づくりも行います。

まとめ

ここまで、チームビルディングの機能期において、院長先生がすべきことについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

機能期にまでステップアップすれば、クリニックのチームビルディングにおけるゴールはもう目の前です。

もし、こちらのステップについて来られないメンバーがいるのであれば、3up Projectを活用するなどして、意識やスキルの向上を図ることをおすすめします。

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