チームビルディングに採り入れるべきタフアサインメントとは?

チームビルディング

優秀な人材は、その組織のリーダーを中心に育てることが大切です。
従業員が自身で成長するのを待っていても、簡単には育ちません。
またここでいう組織には、もちろんクリニックのチームビルディングも含まれています。
今回は、チームビルディングに採り入れるべきタフアサインメントについて解説します。

タフアサインメントの概要

タフアサインメントは、人材育成を促すマネジメント手法の一つです。

対象となるメンバーに対し、本人の実力以上の業務や目標にチャレンジさせることで、ポテンシャルを引き出し、能力を開花させることを目的としています。

具体的な方法としては、これまでより高いレベルの業務を担当させたり、より大きなプロジェクトに参加させたりすることが挙げられます。
またプロジェクトのリーダーに任命したり、他部署で経験を積ませたりすることも、タフアサインメントの方法です。

タフアサインメントが注目される理由

近年はさまざまな組織において、タフアサインメントが注目されています。
その背景には、組織における人材の重要度が高まっていることがあります。

人材は元々企業などの組織にとって重要な資産ですが、近年は少子化による労働人口の減少、労働市場の流動性の高まりにより、人材確保が難しくなっています。
こちらは当然、医療現場にも言えることです。

そのため、確保した貴重な人材をいち早く高い水準へと成長させるため、戦略的にタフアサインメントを採り入れる組織が増えています。

タフアサインメントを採り入れるメリット

クリニックのチームビルディングにタフアサインメントを採り入れるメリットは、主に以下の通りです。

・メンバーの急速な成長が期待できる
・リーダー人材を育成できる

各メリットについて詳しく説明します。

メンバーの急速な成長が期待できる

タフアサインメントを導入すれば、チームビルディングのメンバーは急速に成長することが期待されます。

タフアサインメントによって行われる業務は、通常よりも難易度の高いものです。
そのため、乗り越えたメンバーは飛躍的に成長する可能性があります。

またハードルの高い課題をクリアしたことにより、経験が自信につながることも考えられます。

リーダー人材を育成できる

チームビルディングでタフアサインメントを行うことにより、チームのリーダー人材を育成できます。

タフアサインメントにおける業務は、単純に難易度が高いだけではありません。
中には重い責任を伴うような業務もあります。

このような課題を特定のメンバーに任せることで、より責任感が生まれ、リーダーとしての資質を身に付けてくれることが期待できます。

タフアサインメントを採り入れるデメリット

チームビルディングにおけるタフアサインメントには、以下のようなデメリットもあります。

・タイミングを間違えると効果が出にくい
・パワハラ認定される可能性がある

各デメリットについて詳しく解説します。

タイミングを間違えると効果が出にくい

タフアサインメントは、次世代のリーダーを育成できる取り組みですが、実施のタイミングには注意が必要です。

次のリーダーとなるメンバーは、すでに多忙であるケースが多いです。
そのため、無理やりタフアサインメントを行っても、パンク状態になってしまう可能性があります。

パワハラ認定される可能性がある

タフアサインメントによって与える業務の難易度を間違えると、院長先生がパワハラ認定されてしまう可能性もあります。

もちろんパワハラと感じたメンバーは離職するリスクが高くなるため、失敗すると優秀な人材を失うことにもなりかねません。

まとめ

クリニックの院長先生は、日々メンバーを労わりながら、チームビルディングのバランスを維持する必要があります。
しかし、優しいばかりでは優秀な人材や次世代のリーダーは育ちません。
そのため、時に厳しく、タフアサインメントを行うことが大切です。
またメンバーの育成を行うにあたっては、3up Projectをはじめとする外部セミナーを活用することも検討しましょう。

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