クリニックのチームビルディングでは、目標達成に向けて、組織としての生産性と積極性を高める必要があります。
また、これらの作業においては、“ダイバーシティマネジメント”の導入が必要不可欠です、
ここからは、ダイバーシティマネジメントの概要やメリットなどについて解説します。
ダイバーシティマネジメントの概要
ダイバーシティマネジメントとは、多様性を認め合うことにより、さまざまな人材の能力を最大限活かし、組織を成長させていくという考え方をいいます。
日本では、もともと日本人男性ばかりが正社員として活躍していましたが、ダイバーシティマネジメントでは、女性や高齢者、外国人、障がい者など、多様な人材の特徴を理解し、組織力向上につなげていきます。
ダイバーシティマネジメントのメリット
クリニックのチームビルディングにダイバーシティマネジメントを導入するメリットは、主に以下の通りです。
・人材の定着
・クリニックの評価向上
・従業員の成長
人材の定着
クリニック内で多様性を推奨することにより、さまざまな個性やバックグラウンドを持った人材が働きやすい環境が出来上がります。
その結果、従業員がクリニックで働くことにやりがいを見出し、離職率の低下やチームビルディングの円滑化につながります。
クリニックの評価向上
適切なダイバーシティマネジメントを行うことにより、クリニックの従業員の満足度は向上します。
また、組織内部の評価が上がるにつれて、外部にもそのことが伝播され、クリニックそのものが評価を向上させることも期待できます。
従業員の成長
ダイバーシティマネジメントを導入することにより、従業員は院内で多様な人々と交流するようになります。
このような交流には、以前よりも視野が広がったり、自己成長を促したりする効果があります。
ダイバーシティマネジメント導入のポイント
クリニックのチームビルディングにおいて、ダイバーシティマネジメントをうまく導入するために、院長先生は以下のポイントを抑える必要があります。
・コミュニケーションの場を増やす
・職場環境を整備する
・クリニックの価値観を浸透させる
コミュニケーションの場を増やす
ダイバーシティマネジメントを導入するにあたって、院長先生は従業員におけるコミュニケーションの場を積極的に増やす必要があります。
具体的には、以下のようなゲームを導入するなどして、効果を最大限に引き出します。
ゲーム | 概要 |
リーダーズインテグレーション | リーダーと部下の信頼関係を築くためのワークショップ |
アイスブレイク | 従業員同士のぎこちなさや緊張感をほぐすための自己紹介や会議 |
体験型アクティビティ | 条件プレゼン、ジェスチャーゲーム、バースデーラインなど |
職場環境を整備する
ダイバーシティマネジメントの効果をより引き出すには、クリニックにおける職場環境も整備しなければいけません。
具体的には、福利厚生の充実、短時間労働の導入といったポイントを重視し、従業員の満足度、モチベーション向上を図ります。
クリニックの価値観を浸透させる
クリニックのチームビルディングにダイバーシティマネジメントを導入するのは良いことですが、各々が多様性を認めるだけでは、チームが目標に向かって真っすぐ進むことはできません。
そのため、院長先生は、明確なクリニックの価値観を提示し、行動指針となるように浸透させる必要があります。
まとめ
ここまで、クリニックのチームビルディングにおけるダイバーシティマネジメントについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ダイバーシティマネジメントは、チームビルディングのベースとなる重要な考え方であり、さまざまな形で活用することができます。
もし、こちらを導入しても、従業員がうまく育たないというのであれば、3up Projectを活用することも検討しましょう。