チームビルディングにおいて心掛けたいインクルーシブについて

チームビルディング

クリニックのチームビルディングには、実績やスキル、性格や得手不得手など、さまざまな違いのあるメンバーが参加します。

そのため、アイスブレイクやゲームなどを行う際には、インクルーシブについて意識しなければいけません。

ここからは、インクルーシブの概要や採り入れ方を中心に解説します。

インクルーシブとは?

インクルーシブとは、“すべてを包括する”、“包み込む”といった意味の言葉です。

冒頭で触れた要素に加え、障がいの有無や性別、性的指向、人種など、チームビルディングのメンバーは同じ人間であっても、さまざまな違いがあります。

このような違いを認め合い、すべての人がお互いの尊厳を大事にするために必要なのが、インクルーシブという考え方です。

ちなみに、インクルーシブとよく似た言葉にダイバーシティというものがありますが、これらには以下のような微妙な違いがあります。

ダイバーシティ人材の多様性を認め、互いに受け入れ合うこと
インクルーシブ人材の属性に捉われることなく平等に機会が与えられ、一体感を持って働く環境があること

チームビルディングのアイスブレイクで採り入れるべきインクルーシブ

クリニックのチームビルディングでは、主にメンバー同士の団結力を高めることを目的に、アイスブレイクという試みが実施されます。

また、アイスブレイクにおいては、以下のようにインクルーシブの考え方を採り入れるべきです。

・内向的なメンバーに配慮する
・障がいのあるメンバーに配慮する
・アウトソーシングを検討する

内向的なメンバーに配慮する

チームビルディングのメンバーに内向的なメンバーがいる場合、リーダーである院長先生は、居心地が悪くならないよう、アイスブレイクの内容について注意しなければいけません。

例えば、対人的な行為を数多く求められるアイスブレイクの場合、内向的なメンバーは盛り上がることができない可能性があります。

もちろん、このような時間がストレスとなり、業務におけるモチベーションやパフォーマンスの低下につながることも考えられます。

このようなケースでは、少人数のグループで行える内容に変更するなどして対処すべきです。

障がいがあるメンバーに配慮する

チームビルディングを構成するメンバーの中には、発話や視覚、聴覚などに障がいを持つメンバーがいることもあります。

この場合、参会者が目隠しをして、相手が見えない状態でコミュニケーションを取るアイスブレイクやゲームを実施すると、当該メンバーは疎外感を感じることがあります。

そのため、障がいの有無に関係なく、誰もが少ない負担で実施できるアイスブレイクの導入が求められます。

アウトソーシングを検討する

チームビルディングのアイスブレイクやゲームは、できる限りコストを抑えることが望ましいですが、インクルーシブの観点からいうと、適宜アウトソーシングも検討すべきだと言えます。

例えば、すべてのメンバーが問題なく参加できるように、社外の専門家を起用し、チームビルディングイベントを進行してもらうなどすれば、インクルーシブの効果は高まります。

もちろん、アウトソーシングばかりに頼っていると、クリニックの経済状況を圧迫することになりますが、必要であれば社外、屋外などで実践できる専門的なアイスブレイクにも、コストを費やすことをおすすめします。

まとめ

ここまで、チームビルディングにおけるインクルーシブの概要や採り入れ方などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

すべてのメンバーに寄り添い、全員が納得した体制で進めなければ、チームビルディングにおいて一体感を生むことは難しいです。

もし、スキルや意識の部分で、まだ物足りないというメンバーがいるのであれば、3up Projectにおいて、経験を積ませることも検討してください。

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