チームビルディングに採り入れたい組織行動論の考え方

チームビルディング

異なる特徴を持つメンバーで構成されるクリニックのチームビルディングでは、各メンバーの強みを最大限に活かし、組織として機能させることが重要です。

また、そのような取り組みにおいて重要なのは、組織行動論の考え方を採用することです。

今回は、組織行動論の概要やメリット、採り入れ方などについて解説します。

組織行動論の概要

組織行動論とは、クリニックなどの組織の中における、人の心理や行動を科学する学問のことをいいます。

ビジネスの現場では、人やモノ、カネ、情報といった資源をうまく編成し、組織をつくり、動かすための基礎を指すことが多いです。

クリニックのリーダーである院長先生は、組織行動論の考え方を採り入れながら、各メンバーの行動や考えを理解し、業務が円滑に進むようなサポートをしなければいけません。

組織行動論を採り入れるメリット

チームビルディングで組織行動論の考え方を採り入れるメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。

・組織力がアップする
・包括的な視点で物事を把握することができる
・多角的視点での業務分析力が高まる

組織力がアップする

組織行動論を採り入れることにより、目標達成に向けたベクトルを合わせることが可能です。

また、各メンバーが同じ方向を向いて業務に取り組むことで、組織力の向上にもつながります。

包括的な視点で物事を把握することができる

組織行動論の考え方を採用することにより、各メンバーにおける行動や考え方が理解できれば、その原因や結果の予測なども可能になります。

こちらは、包括的な視点で物事を把握することにつながります。

多角的視点での業務分析力が高まる

クリニックにおいてミスが発生したときには、なぜそのミスが発生したのかを分析することが大切です。

このとき、組織行動論の考え方を用いることで、どうしてミスを起こす行動に至ったのかを把握でき、業務分析がしやすくなります。

組織行動論の採り入れ方

クリニックのチームビルディングに組織行動論を採り入れるに際は、以下の2つの理論を意識して採り入れるべきです。

・モチベーション理論
・リーダーシップ理論

モチベーション理論

モチベーション理論は、心理学的観点から人間のやる気をコントロールするのが目的です。

具体的には、以下の2つのメンバーの特徴に合わせて、院長先生が個別に考えに向き合ってあげることが大切です。

 概要
ドライブタイプ向上心や好奇心、探求心などがモチベーションになるタイプ
インセンティブタイプ報酬や労働条件などがモチベーションになるタイプ

リーダーシップ理論

リーダーシップ理論は、クリニックのリーダーである院長先生がどう動くべきかを研究する分野であり、チームビルディングでは、以下のようなリーダーシップを採り入れることができます。

 概要
オーセンティック・リーダーシップ自身の考えをベースにチームを引っ張るタイプ
サーバント・リーダーシップ上の立場に立ちながらも、メンバーとともに目標へ向かっていくタイプ

組織としての団結力が必要不可欠なチームビルディングでは、どちらかというとサーバント・リーダーシップの方が重視される傾向にあります。

また、サーバント・リーダーシップには、リーダーとフォロワー(メンバー)の信頼関係が必要という考えが根底にあるため、部下の意見を聞きながら解決策を見出すことが大切です。

まとめ

ここまで、チームビルディングに採り入れたい組織行動論の概要やメリット、採り入れ方などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

組織行動論の考え方に基づき、メンバーが業務をこなしやすい環境を整えることで、チームビルディングの目的は達成しやすくなります。

もし、なかなかモチベーションやスキルが上がらないメンバーがいるのであれば、3up Projectを活用し、適切な指導や教育を行うべきです。

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