チームビルディングのメンバーにおけるパーソナリティの種類

チームビルディング

院長先生は、クリニックのチームビルディングにおいて、各メンバーを同じ目標に導かなければいけません。

また、そのためには、各メンバーのパーソナリティを把握し、それぞれどのような接し方をすべきなのか理解する必要があります。

ここからは、パーソナリティの概要と種類について解説します。

パーソナリティの概要

パーソナリティとは、人の個性や人柄のことをいい、心理学では、人間に行動や判断のもとになる考え方、傾向のことを指します。

人間が生まれつき備えている性格や素質に加え、家族や生活環境、周囲との人間関係など、子どもから大人になる成長の過程で、次第に形成されると考えられています。

また、院長先生がメンバーのパーソナリティについて理解することは、チームビルディングの統率を図ることができるほかにも、以下のようなメリットがあります。

メンバーにとってのメリット・身体の疲れや人間関係のストレス解消 ・トラウマの克服 など
クリニック(チームビルディング)にとってのメリット・学習や訓練による知識、技術の向上 ・業務の適正アップ など

パーソナリティの種類

チームビルディングの各メンバーにおけるパーソナリティは、主に以下の6つに分けられます。

・シンカー
・パシスター
・ハーモナイザー
・イマジナー
・レベル
・プロモーター

シンカー

シンカーは合理的かつ効率的なタイプで、しっかり物事を考えて業務を進めます。

そのため、チームビルディングにおいては、計画の立案や事前準備など、ベースとなるポジションに配置するのが望ましいと言えます。

パシスター

パシスターは、自身の意見を積極的に述べる上に、議論を好み、こだわりも強いです。

簡単にいうと、自分に自信を持っているタイプであり、チームビルディングにおいてはある程度上の立場で、モチベーターとして機能させる人材として活かすのが理想です。

ハーモナイザー

ハーモナイザーは、自身のことよりも相手のことを優先し、人間関係に重きを置くタイプです。

チームビルディングでの現場では、雰囲気や居心地に敏感であるため、責任の重い立ち位置にはあまり向いていないと言えます。

また、自身の中に不満を抱えがちであるため、院長先生はそれを理解し、定期的にコミュニケーションの機会を設けることが望ましいです。

イマジナー

イマジナーは、落ち着きがあって客観的で、自身も含めた組織全体を俯瞰することができます。

明確な指示さえあれば、単調な作業も苦にせず黙々とこなすため、こちらのパーソナリティを持つメンバーも、シンカーと同じように、チームビルディングのベースをつくる役割が向いています。

レベル

レベルは、直感やひらめきが鋭く、柔軟かつ自由な発想力を持っています。

また、とにかく楽しいことが好きで、喜怒哀楽もストレートに表現するという特徴があります。

チームビルディングのミーティングなどにおいては、レベルのメンバーに発言の機会を多く与えることにより、新たなアイデアの創出につながる可能性があります。

プロモーター

プロモーターは、環境への適応力が高く、プレッシャーにも強いです。

また、他のメンバーを行動させるような説得力や交渉力があり、言葉も端的であるため、チームビルディングにおいては、院長先生とともに、サブリーダーのような役割で各メンバーを率いるポジションに向いています。

まとめ

ここまで、チームビルディングのメンバーにおけるパーソナリティの種類、特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

各メンバーとの接し方、ポジションの配置を誤ると、チームビルディングのバランスは悪くなりますし、メンバーのモチベーションも低下するおそれがあります。

そのため、まずは一人一人と面談する機会を設け、パーソナリティを理解した上で、段階的にチームビルディングを構成していきましょう。

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