クリニックのチームビルディングを行う手法の一つに、ITツールの活用が挙げられます。
こちらは、業務の効率化やコミュニケーションの活性化を目的としたツールであり、導入することでさまざまなメリットが生まれます。
今回は、チームビルディングで活用したいITツールの種類について解説します。
チームビルディングで活用したいITツール4選
以下のようなITツールは、クリニックのチームビルディングにおいて必ず導入すべきです。
・チャットツール
・タスク管理ツール
・ペーパーレス化ツール
・オンライン診療ツール
チャットツール
チャットツールとは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスによって、リアルタイムで情報交換が可能なコミュニケーションツールのことをいいます。
メールなどと異なり、会話するような双方向のコミュニケーションが特徴で、1対1だけでなく、複数人で利用することもできます。
また、チームビルディングにおけるチャットツールのメリットとしては、スムーズに情報共有ができるところ、コミュニケーションが活性化することが挙げられます。
ちなみに、同じようなITツールにウェブ会議ツールが挙げられますが、こちらは映像や音声を通信し、ミーティングを行うためのツールであり、チャットツールとは少し異なりますが、こちらの機能がチャットツールに含まれていることもあります。
チャットツール | 主にテキストベースのチャットでコミュニケーションを取るツール |
ウェブ会議ツール | オンライン上の映像と音声で会議を行うためのツール |
タスク管理ツール
タスク管理ツールとは、チームビルディングの進捗、メンバーの業務状況、課題、個人TO DOなど、チームビルディングの状況を把握するための機能を兼ね備えたツールのことをいいます。
タスク管理をすることで、業務の優先順位や、担当の割り振りがしやすくなりますが、グループタスクが多いチームでは管理が煩雑という課題があります。
このようなチームがタスク管理ツールを導入すると、煩雑な管理から解放され、チームビルディングの状況も可視化されるため、メンバー同士での情報共有がしやすくなります。
ペーパーレス化ツール
ペーパーレス化ツールは、文書を電子化できるものであれば全てが当てはまるため、種類も機能もさまざまです。
例えば、あらゆるドキュメントを保存、共有できる文書管理システムや、オンラインストレージ、書類手続きを電子化するワークフローシステムなどが該当します。
また、これらのツールを用いて紙の書類を電子化すれば、これまで必要だった印刷コストや保管、破棄の手間などを省き、チームビルディングを効率化させることができます。
オンライン診療ツール
オンライン診療ツールとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを用いて診察の予約から診療、決済まで全てオンライン(非対面)で行うためのツール、システムです。
クリニック側も患者さん側も、あらかじめダウンロードしているアプリを使用することで、直接会うことなく診察を行うことができます。
また、こちらには院内感染のリスク減少、業務の効率化といったメリットだけでなく、患者さんの選択肢が増え、夜間診療や休日診療といったクリニックの可能性が拡大するなどのメリットもあります。
もちろん、クリニックの可能性が拡大することは、メンバーの経験値やスキルの向上にもつながります。
まとめ
ここまで、チームビルディングで活用したいITツールの種類やそれぞれのメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
チームビルディングにおいては、クリニック全体の生産性やメンバーのスキル、モチベーションなどが向上する環境を整えなければいけません。
また、そのような環境整備の一環として、各メンバーに対し、3up Projectを活用するのも一つの手です。