クリニックのチームビルディングでは、メンバー間の関係を深め、なおかつ協調性を高める必要があります。
また、これらの効果を得るためには、リーダーが指導するだけでなく、さまざまなゲームを採り入れることをおすすめします。
今回は、チームビルディングに適したさまざまなゲームを紹介します。
チームビルディングに適したゲームのカテゴリと種類
チームビルディングで導入すべきゲームはさまざまなカテゴリに分かれていて、それぞれ以下のような種類のゲームがあります。
オンラインでできるゲーム | 陽口ワーク |
室内でできるゲーム | レゴシリアスプレイ |
短時間で導入できるゲーム | ペア探しゲーム |
野外で導入できるゲーム | 目的地移動ゲーム |
それぞれのゲームの詳細を見てみましょう。
陽口ワーク
相手の良いところを話し合う陽口(ひなたぐち)ワークは、カメラや音声の切り替えができるオンラインに適しています。
陽口とは、本人がいないところで、その人のことを褒めるという意味を持つ、陰口と対義語にあたる言葉です。
陽口を言われる本人はカメラをオフにし、他のメンバーが陽口を話し合う音声だけが聞こえる状態にします。
話が終わったらカメラと音声を入れ、どのような点が印象に残ったか、陽口の感想をメンバーに伝えます。
第三者から見た自分の良いところを教えてもらえるため、自分でも気づかなかった魅力に気づけたり、自己肯定感が高まったりします。
また、改めてメンバーの魅力や頑張りなどを知るきっかけにもなります。
レゴシリアスプレイ
レゴシリアスプレイは、レゴブロックを用いながら対話を行う研修スタイル、ワークショップです。
チームビルディングの中でのレゴシリアスプレイは、基本的に以下の流れで進行します。
①お題や問いを立てる
②作品を組み立てる
③作品のストーリーを語る
④質疑を通じて深堀する
⑤お互いの作品を持ち寄って共有モデルをつくる
特に③、④をメンバー全員が実施することで、それぞれの価値観を認め合いながら進められる点が、一般的なグループディスカッションにはない特徴です。
また、レゴ作品をつくることから始めるため、通常であれば議論が進みにくいテーマも対応可能です。
ペア探しゲーム
ペア探しゲームは、自分と同じワードを持っている人を探しながら、コミュニケーションを深めることができるゲームです。
まず、各メンバーに紙に書かれたワードを配ります。
ワードは、ジャンルを決めておいてもいいですし、難易度をあげる場合はランダムなワードでも構いません。
ワードは自分しか見る事ができません。
また、参加するメンバーは、自分のワードを直接口に出すのは禁止です。
他の人に質問をする事で、自分とペアになるワードを持っている人を探します。
最終的に、全員が無事ペアになれば終了です。
何度か繰り返す場合、全員ペアになるまでの時間を計測し、前回より早くペアができるように目指すのも良いでしょう。
目的地移動ゲーム
目的地移動ゲームは、3人1組でチームを作り、設定された目的地に移動するゲームであり、こちらもメンバー同士のコミュニケーションを深めることができます。
チームの3名にはそれぞれ異なる以下の役割が割り振られます。
・目隠しをする人
・喋らずに目隠しをした人をサポートする人
・2人に手は貸せないが、声を出して全体に指示を出す人
役割分担が決まり、目隠しをしたら、目的地に向かってスタートします。
タクシーやバス・電車等の交通機関は使用禁止で、歩いて目的地を目指します。
また、複数のチームで行う際には一番早く目的地に到着したチームが勝利というルールを追加します。
複数のチームで行う際には、他のチームと団子状態で進行してしまうことを防ぐために、スタート地点を離れた場所に定めて、決まった時間になったら一斉にスタートをするようにすると良いでしょう。
まとめ
ここまで、チームビルディングに適したさまざまなカテゴリのゲームを紹介してきました。
クリニックのチームビルディングでは、環境やメンバーの希望、正確などにあわせて、もっとも適しているゲームを選び、実施することをおすすめします。
もちろん、メンバーの育成や教育には、3up Projectなどのセミナーを活用するのもおすすめです。