チームビルディングの人事に採り入れるべきトランジション

チームビルディング

クリニックのチームビルディングにおいて重要なことは主に3つです。

1つはメンバーのスキルを上げること、もう1つは一丸となり目標に向かうことです。

そして最後の1つは、適切な人材配置を行うことです。

今回は、チームビルディングの人事に採用すべきトランジションについて解説します。

トランジションの概要

トランジションは、移り変わりや変化などの意味を持つ言葉です。

ある段階から次の段階へと変わる移行期を表しています。

人事におけるトランジションは、さらに細かく定義されます。

メンバーが段階ごとに能力を発揮できるよう、変化しながら成長する過程を指します。

トランジションの段階について

チームビルディングで採用すべきトランジションには3つの段階があります。

具体的には以下の通りです。

・終わり
・ニュートラルゾーン
・始まり

終わり

トランジションの第一段階は終わりと表現されます。

変化が起こるということは、従来の方法が終わることを意味しているからです。

クリニックの院長先生は、メンバーに対して現在の業務などにおける終わりを告げます。

ニュートラルゾーン

ニュートラルゾーンはトランジションの第二段階です。

こちらは、今までと状況が変わったことをメンバーに受け入れてもらう段階です。

スムーズな変化のためにはもっとも重要なフェーズだと言えます。

始まり

トランジションの第三段階は、ニュートラルゾーンの先にある始まりです。

始まりといっても、まだメンバーの進むべき方向性はハッキリとは決まっていません。

クリニックのために、新たな業務や役割に取り組んでもらう段階です。

よって、今後は偶発的な出来事や出会いなど外的抵抗によって進むことも多いです。

トランジションを導入するメリット

チームビルディングにトランジションを導入メリットは主に以下の2つです。

・役割転換不全の防止
・メンバーのモチベーションアップ

むやみに人事異動を行っても、大半はうまくいかないものです。

具体的には、上位の役割に転換したメンバーが能力を発揮できないことなどがあります。

このような事態を防止するためにも、入念な計画によるトランジションは重要です。

またトランジションを導入することで、メンバーのモチベーションはアップします。

トランジションをデザインするには、まずメンバーの希望や特性を洗い出します。

メンバーは、自身の希望や特性がチームビルディングにどう関わるのか認識できます。

そのため内容次第ではモチベーション向上、クリニック経営のメリットにつながります。

クリニックが取り組むべきトランジション

クリニックが取り組むべきトランジションは以下の2つです。

トランジションの種類概要
新入社員の教育新しいメンバーが一日でも早く組織で活躍できるようになるための教育
マネジメント職の配置院長先生以外のマネジメント職の配置

新しいメンバーがスキルを発揮するためには、最初からトランジションが必要です。

またマネジメント職の配置については、院長先生の負担軽減にもつながります。

ちなみに上記の取り組みにおけるポイントは無駄を省くことです。

具体的には過去のプロセスやノウハウなどの無駄を徹底的に取り除きます。

ただしトランジションが発生する際、必要なリソースは追加します。

さらにチームビルディングのトランジションは、短期間で行うことが大切です。

時間がかかりすぎると、メンバーとクリニック両方のメリットが少なくなります。

まとめ

ここまで、チームビルディングの人事に必要なトランジションについて解説しました。

最初から最後まで、メンバーの役割が同じということは基本的にはあり得ません。

またメンバーの離職や新たな入職なども十分に考えられます。

よって院長先生は、適切な人材配置のための仕組みを理解しておく必要があります。

もしメンバーのスキルに不安があるのであれば、3up Projectを活用しましょう。

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