チームビルディングに導入すべきブレンディッドラーニング

チームビルディング

チームビルディングのメンバーにおける教育は、院長先生が主体となって行います。

しかし、すべて院長先生が直接指導するのは難しいため、さまざまなシステムを導入しなければいけません。

このとき有効なのが、ブレンディッドラーニングです。

今回は、ブレンディッドラーニングの概要やメリット、注意点などを解説します。

ブレンディッドラーニングの概要

ブレンディッドラーニングは、複数の研修手法を組み合わせ、それぞれのメリットを活かす研修スタイルです。

チームビルディングで導入できる研修方法は多岐にわたりますが、複数を導入することにより、効率的で効果の高い学習を実現できます。

例えば、以下のような特徴の異なる研修方法を導入し、それぞれでメリット・デメリットを補うことを目的とします。

研修方法特徴
集合研修(講義)・講師に質問できる
・成果が定量化しにくい など
集合研修(議論)・参加者との対話によって理解が深まる
・時間と場所の制約がある など
eラーニング・各メンバーのペースで学習できる
・モチベーションの維持が難しい など
動画・各メンバーのペースで学習できる
・高品質な動画づくりが難しい など
OJT・行動と結果の繰り返しでリアルなスキルが身に付く
・教育的な仕掛けを組み込みにくい など

ブレンディッドラーニングのメリット

チームビルディングにおけるブレンディッドラーニングには、以下のメリットがあります。

・研修期間の短縮化
・成果の効率化
・経費の削減

各メリットについて詳しく説明します。

研修期間の短縮化

ブレンディッドラーニングを導入すれば、事前学習が必要なものはeラーニングなどで受けてもらうことができます。

また、集合研修ではアウトプットに集中できるため、研修期間の短縮化が可能です。

さらに集合研修を最低限に抑えることで、事務作業の削減や院長先生、人事担当者の負担軽減にもつながります。

成果の効率化

メンバーがeラーニングなどで事前学習することにより、集合研修の時間にはより活発な対話が生まれ、有意義な研修を実現できます。

そのため、限られた時間であっても成果を出しやすくなり、こちらはクリニックにとってもメンバーにとってもメリットです。

経費の削減

ブレンディッドラーニングには、経費の削減効果もあります。

集合研修のみで研修を行う場合、受講者の交通費や会場費、講師を呼ぶ場合の費用などがかかります。

一方、ブレンディッドラーニングを活用して集合研修を最低限にすることで、経費は抑えられます。

ブレンディッドラーニングの注意点

ブレンディッドラーニングを成功させるには、メンバーに対して事前学習を徹底させなければいけません。

事前学習の効果がなければ、効率的に教育や研修を進めることができないからです。

eラーニングなどの事前学習は、一般的な内容の知識習得だけになりやすいです。

そうすると、各メンバーのモチベーションは低下する可能性があるため、なぜこの知識が必要なのかをあらかじめ浸透させなければいけません。

また、各研修方法を組み合わせる際には、それぞれの特徴について理解しておくことが大切です。

単純に複数の手法を組み合わせるだけで、学習効果が高まるというわけではありません。

例えば、eラーニングや動画の事前学習だけを組み合わせるだけでは、ブレンディッドラーニングを成立させるのが困難です。

事前学習の後は、必ず集合研修と結びつける必要があります。

まとめ

クリニックのチームビルディングにおいて、メンバーのスキルが上がらないケースはよくあります。

しかし、それはメンバーだけの問題ではなく、ブレンディッドラーニングのようなシステムを導入していないことが原因の可能性もあります。

また、ブレンディッドラーニングにおける集合研修の一環としては、医療機関に特化した3up Projectの導入がおすすめです。

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