チームビルディングのメンバーの”利き脳”を把握しよう

クリニックのチームビルディングでは、各メンバーのタイプを把握することが求められます。
一つの目標に向かって進む必要があるチームビルディングでは、メンバーそれぞれの長所を引き出さなければいけないからです。
今回は、院長先生が把握すべきメンバーの“利き脳”について解説します。

利き脳の概要

利き脳は、あのエジソンが興した世界最大の総合電機メーカーであるゼネラル・エレクトリックの能力開発センター所長、ネッド・ハーマン氏が開発した理論です。

具体的には腕に右利きや左利きがあるように、脳にも利き脳というものが存在し、それぞれ考え方の癖が異なるという考え方です。

また腕の場合、基本的には右利きと左利きの2種類に分かれますが、利き脳は4つのタイプに分類されるのが特徴です。

メンバーの利き脳を見分ける方法について

チームビルディングのメンバーにおける利き脳は、左右の手、腕を組んでもらうことで見分けられます。

左右の手を組んだとき、右の親指が下の場合は右脳派の“う”、左の親指が下なら左脳派の“さ”になります。

また腕を組んで右腕が下に来る場合は右脳派の“う”、左腕が下の場合は左脳派の“さ”ということがわかります。

これら2つを組み合わせて、利き脳は“うさ脳”・“ささ脳”・“さう脳”・“うう脳”の4つに分けることができます。

各脳タイプの特徴

うさ脳のメンバーは直感力が強く、判断は慎重に下すという特徴があります。
また自身の価値観にこだわるタイプでもあります。

ささ脳は、論理的で分析力が高く、物事を計算的に進めます。
キッチリした性格で、ミスが少ないというのが特徴です。

またさう脳は、バランス感覚に優れているため、状況に応じた柔軟な対応を得意とします。
客観的な視点も持ち合わせていて、問題解決能力が高いです。

さらにうう脳は、感受性が豊かで感情に敏感です。
アイデアや発想力に優れている上、人との共感力が高いという特徴を持っています。

チームビルディングでメンバーの利き脳を把握すべき理由

院長先生がチームビルディングで各メンバーの利き脳を把握すべきなのは、そうすることで以下のようなメリットにつながるからです。

  • 力を最大限に引き出せる
  • 生産性が高まる
  • コミュニケーションギャップが少なくなる

各項目について詳しく説明します。

力を最大限に引き出せる

メンバーの利き脳を把握すれば、各メンバーの力を最大限に引き出すことが可能です。

メンバーの強みや弱みを視覚的に把握することで、どこに配置するのか、どの業務が最良なのかを化学的な根拠をもって検討できるからです。

生産性が高まる

メンバーの利き脳が判明した場合、適切な人材配置ができるという話をしました。

また会議などにおいて、違いタイプのメンバーをアサインすれば、4つの思考特性がうまく混ざり合い、目標に向かって生産性を高めることができます。

コミュニケーションギャップが少なくなる

各メンバーの利き脳を明らかにするということは、院長先生だけでなく、メンバー自身もそれを把握するということになります。

またメンバーが自身や他のメンバーのタイプを知ることで、ずれたコミュニケーションやメンバーの自己肯定感の低下を防ぐことにもつながります。

つまり「この人はこう言った方が動いてくれやすい」「この人はこういう言い方は好きじゃない」といったことを把握し、コミュニケーションが取りやすくなるということです。

まとめ

院長先生は、とにかくメンバーのことを知るためにさまざまな工夫をしなければいけません。
また各メンバーが、メンバー同士の特徴を把握できるような仕組みをつくることでも、チームビルディングの精度は底上げされます。
もし性格的に難があったり、医療従事者としてのスキルが乏しかったりするメンバーがいるのであれば、3up Projectの受講をおすすめします。

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