クリニックのチームビルディングにおいてもっとも重要なのは、すべてのメンバーが一致団結することです。
しかし、中には団結を阻害してしまうメンバーも存在し、院長先生はこのような人材を放置してはいけません。
今回は、チームビルディングの輪を乱すメンバーの主な特徴と対処法を解説します。
チームビルディングの輪を乱すメンバーの特徴と対処法4選
チームビルディングに以下のような特徴を持つメンバーがいる場合、院長先生は早急に対処しなければいけません。
・仕事ができないという自覚がない
・自責的に考えられない
・自発的に行動しない
・周囲に悪影響を及ぼす
各項目について詳しく説明します。
仕事ができないという自覚がない
チームビルディングのメンバーの中には、他と比べてあまり仕事ができないメンバーもいます。
このとき、自覚があればまだ良いのですが、自覚がないメンバーはチームの輪を乱す可能性があります。
仕事ができないことに気付いていないということは、どこを直せば良いのかという自省が根本的に足りません。
そのため、能力がなかなか上がらないケースが多いです。
またこのようなメンバーを見た他のメンバーは良い気がせず、次第に各メンバーが協力し合わなくなることが考えられます。
そのため、院長先生は自覚がないメンバーの能力や特徴を理解し、適切な指示や指導を行うことが大切です。
具体的には、タスクをリスト化して優先順位をつけ、効率的な作業を促すことなどが挙げられます。
このようなサポートを受けたメンバーは、次第に仕事ができないことに気付くこともあります。
自責的に考えられない
自責的つまり自身が悪いと考えられないメンバーも、チームビルディングの輪を乱しがちです。
人間誰しもミスはありますが、そのとき他人や環境のせいにしてしまうメンバーは非常に厄介です。
このようなメンバーは問題が理解できていないため、行動も変わらず、何度も同じような失敗を繰り返します。
また同じ失敗は、何度も他のメンバーに同じ迷惑をかけたり、同じ業務上の問題が起きたりすることにつながります。
そのため、院長先生はミスがあったときに個別でコミュニケーションを取り、なぜミスが起こったのかを一緒に考えるようにしましょう。
自発的に行動しない
チームビルディングの輪を乱すメンバーは、意欲が低かったり責任を負うのを嫌がったりすることから、自身からなかなか行動しません。
いわゆる指示待ちという状態です。
このようなメンバーに対しては、評価基準を明確にしたり、コミュニケーションの活性化を図ったりすることが求められます。
具体的には、貢献した分給与などで正当に評価される環境づくり、メンバー同士のコミュニケーションによる心理的安全性の向上などを目指します。
周囲に悪影響を及ぼす
チームビルディングのメンバーの中には、自身が仕事をしなかったり責任を負わなかったりするだけでなく、周囲に悪影響を及ぼすような人材も存在します。
例えば一生懸命業務をこなしているメンバーに対し「そのようなことしていても意味ないよ」などと声をかけるようなメンバーです。
このようなメンバーは、基本的にチームビルディングの環境に不満を持っているケースがほとんどです。
「自分も貢献したい」と思える環境であれば、このような行動に出ることはありません。
そのため院長先生はまず該当するメンバーとコミュニケーションを取ったり、他のメンバーにヒアリングしたりすることにより、問題点を洗い出しましょう。
まとめ
前述したようなメンバーは、チームビルディングの目標を達成するにあたって大きな妨げとなります。
またチームビルディングだけでなく、クリニックそのもの評価などにも悪影響を及ぼします。
もちろん、他のメンバーの離職などを引き起こすことも考えられるため、院長先生は時間をかけて真摯に向き合っていかなければいけません。
3up Projectを活用すれば、このようなメンバーの欠点も克服できる可能性があります。