十分なメンバー教育ができないクリニックの特徴

チームビルディング

クリニックのチームビルディングにおいて必要なこととして、メンバーの教育が挙げられます。
メンバーが育たなければ、単に院長先生の指示で動く人員の集まりになり、自主性のあるチームビルディングは構築されません。
今回は、十分なメンバー教育ができないクリニックの特徴について解説します。

十分なメンバー教育が難しいクリニックの特徴5選

以下の特徴を持つクリニックは、チームビルディングでメンバーを育てるのが難しい場合があります。

・時間的リソースが足りない
・教育担当者の質が低い
・目標設定と効果測定が曖昧
・メンバーの意識が低い
・世代間の価値観の差がある

各項目について詳しく説明します。

時間的リソースが足りない

院長先生を含むチームビルディングのメンバーが常に業務に追われている場合、満足な教育を行うことができません。
指導する側はその時間を設けるのは困難ですし、忙しいメンバーの手をわざわざ止めることも難しいからです。

特に小規模なクリニックでは、選任の教育担当者を置くことも困難なため、業務と教育の両立が課題になりやすいです。

教育担当者の質が低い

教育担当者の質が低いクリニックも、チームビルディングのメンバーを教育するのが難しいです。

院長先生を含む指導側のメンバーにそのスキルがなかったり、育成意識が低かったりすると、計画的な指導の妨げになります。

また指導のスキルがない場合、教え方に一貫性がなく、メンバーを混乱させてしまうおそれもあります。
もちろん、院長先生と他の教育担当者で指導内容が異なることも、メンバーの混乱につながります。

目標設定と効果測定が曖昧

人材教育ができないクリニックの中には、目標設定と効果測定が曖昧になっているところもあります。

人材育成の目標が不明確だと、期待する方向への育成が難しくなりますし、前述したように指導内容に一貫性がなくなります。

また人材育成の効果が見えにくいことも、長期的な計画を立てる上でのハードルになり得ます。

特に対策を取っていない場合、人材育成が進んでいるかどうかは、あくまで院長先生を含む指導者側の主観によって判断されます。

メンバーの意識が低い

そもそもメンバー自身の意識が低い場合、チームビルディングでの教育は難しくなります。

院長先生を含む教育担当者にどれだけ熱があっても、それを受け取るメンバーの意識が低ければ、スキルは上がっていきません。

またメンバーの意識が低い原因としては、指導側に説得力がないことが挙げられます。
教育にだけ力を注いでいても、普段の業務でメンバーに対して模範となる姿を見せられていない場合、素直に言うことを聞いてもらえない可能性があります。

世代間の価値観の差がある

クリニックのチームビルディングでは、指導する側とメンバーの世代が大きく異なることもあります。
このような場合、世代間の価値観の差を埋めなければ、なかなか効果的な教育ができません。

いわゆる昭和の根性論などは、Z世代と呼ばれる若い世代には理解してもらえない可能性が高いです。

また指導の方法を間違えると、パワハラなどのハラスメントに該当してしまう可能性があります。
もしメンバー側に「パワハラだ」と反論されてしまったら、院長先生を含む教育担当者はそれ以上の教育ができなくなるおそれもあります。

もちろん、指導内容がうまく伝わらなかった場合、メンバーのモチベーションが低下して離職のリスクが高まることもあります。

まとめ

チームビルディングのメンバーは、現場の最前線で率先して業務を行い、クリニックの売上や患者満足度に深く関与する存在です。
そのため、しっかり教育時間を確保することが望ましいですが、環境的な問題からそれができないクリニックも多く存在するのが事実です。
もし自院でのメンバー教育に限界を感じているのであれば、一度3up Projectの活用を検討してみてください。

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