チームビルディングのメンバーの私語が多いとどうなる?

チームビルディング

適切なチームビルディングを形成するには、各メンバーが関係性を良好に保つことが求められます。
しかし仲が良すぎるあまり、業務中の私語が増えてしまうと、さまざまなデメリットにつながります。
今回は具体的なデメリットの内容、チームビルディングにおける私語対策について解説します。

チームビルディングで私語が増えることのデメリット4選

チームビルディングのメンバーが私語ばかりしていると、以下のようなデメリットが生まれます。

・集中力の低下とミスの増加
・業務の遅延と生産性の低下
・労働時間とコストの増大
・メンバー間の人間関係への影響

各デメリットについて詳しく説明します。

集中力の低下とミスの増加

チームビルディングのメンバー間で私語が多くなると、集中力が低下します。

例えば一切しゃべらずに業務に集中する場合と、複数のメンバーで話ながら業務を行う場合とでは、明らかに後者の方が集中できなくなります。

また集中力が途切れることにより、普段なら起こらないような重大なミスが発生することもあります。
こちらはチームビルディングだけでなく、クリニック全体に損失を与えるリスクもあるため、非常に危険です。

業務の遅延と生産性の低下

チームビルディングのメンバーによる私語は、業務の遅延や生産性の低下にもつながります。

ミスをせずに業務をこなせている場合であっても、そのスピードは私語をしているときの方が明らかに遅くなります。

また業務と関係ない会話が長時間続くと、全体の生産性が低下し、チームビルディングの進捗や成果にも影響が出ます。

労働時間とコストの増大

先ほど触れたように、チームビルディングにおける私語は業務の遅延を引き起こします。
また業務が遅れることにより、本来の業務を終えるために残業が必要になるケースもあります。

さらに残業の機会が増えれば、チームビルディングの人件費が増加し、クリニックにとっての損失になります。

メンバー間の人間関係への影響

冒頭で触れたように、クリニックのチームビルディングでは各メンバーが良い関係を保つことが望ましいです。
しかし業務に集中したいメンバーは、私語が多いメンバーに対し不快感を覚えることがあります。
こちらは、人間関係の悪化につながります。

またモチベーションの高いメンバーは、私語が多い職場環境に嫌気がさし、離職を検討する可能性もあります。
これが能力の高いメンバーであればあるほど、チームビルディングに与える影響は大きくなります。

チームビルディングにおける私語を減らすには?

チームビルディングのメンバーにおける私語対策としては、まずコミュニケーションエリアの設置が挙げられます。

業務を行うオフィスや医療現場しかメンバー同士が交流する場がない場合、どうしても業務中の私語は増えやすくなります。
そのため、会話を楽しむための専用エリアを設け、業務と私語をしっかり区切ることが大切です。

またコミュニケーションエリアがなくても、特定の時間を集中時間と定め、私語を控えるように促すことが望ましいです。
さらに、就業規則では業務時間中の私語に関するルールを定め、メンバー全員のに周知します。

それでも私語をやめないメンバーがいる場合は、冷静かつ具体的に私語を控えるべき理由を伝えましょう。
例えば「私語をやめなさい」ではなく、「この会話が原因で業務に集中できず、ミスにつながる可能性があるため、私語は必要最小限にしてください」などと伝えます。

まとめ

クリニックのチームビルディングにおいて、すべてのメンバーを同じ方向に向かせるというのは非常に難しいです。
しかし、私語に関してはメンバー全員が慎む必要があります。
もちろん、業務上必要な会話であれば構いませんが、度を越えた私語を放置してはいけません。
また院長先生はスキルや意識が低いメンバーに対し、3up Projectを受講させることも考えるべきです。

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