患者満足度調査は、患者様から選ばれるクリニックになるために、これまで見えていなかった強みや弱み、患者様の満足点や不満点を浮き彫りにするものです。
今回解説するような従業員、施設の特徴を持つクリニックは、患者満足度調査の結果が悪くなる可能性があるため、今一度該当しないかどうか確認しておきましょう。
患者満足度が低いクリニックにおける従業員の特徴5選
クリニックにおける医師、その他の従業員における行動や態度は、患者満足度に大きな影響を及ぼします。
以下のような特徴を持つ従業員がいる場合、患者満足度調査の結果は悪化してしまう可能性が高いため、注意しましょう。
・医師や従業員からの挨拶がないor少ない
・私語が多い
・清潔感がない
・言葉遣いが悪い
・忙しそうで声をかけにくい
医師やその他の従業員は、できる限り多くの患者様に挨拶をしなければいけません。
これは、当然ながら直接会話をするときだけに限らず、待合室や廊下などで接する際にも言えることです。
私語が多かったり、言葉遣いが悪かったりといった部分も、患者様の印象を悪くすることにつながるため、きっちりと教育しなければいけません。
服装が乱れていたり、汚れが目立つ制服を着ていたりする従業員がいるなどは、言語道断です。
また、もっとも気を付けなければいけないのは、忙しすぎるあまり、知らず知らずのうちに患者様が声をかけにくい状況を作ってしまうことです。
患者様の中には、おおよその待ち時間について質問したかったり、自身が受診する診療科の場所を知りたかったりと、話を聞いてもらえる従業員を探す方も多いです。
よって、たとえスケジュールが詰まっているような場合でも、しっかりと患者様の方に目を向けておきましょう。
患者満足度が低いクリニックにおける施設の特徴5選
クリニックの待合室や診察室は、患者様が長時間滞在することもあるため、快適な環境を整えておかなければいけません。
以下のような施設を持つクリニックは、患者満足度調査において、あまり良い結果を得られない可能性が高いです。
・施設内が暗い
・プライバシーの配慮が足りない
・騒音が気になる
・ニオイが気になる
・掲示物がわかりにくい
クリニックには、普段中で勤務する医師や従業員ではあまり感じられない、独特な雰囲気があります。
施設内が暗いと、その緊張感のようなものが際立ってしまうため、注意しましょう。
また、換気を徹底したり、アロマディフューザーを設置したりするなどして、独特なニオイを和らげるための工夫も必要です。
最近は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、換気について敏感になっている患者様も多いため、必ず押さえておきたいポイントです。
その他、患者様へのお知らせなどの掲示物に関しても、ある程度余白を設けるなどして、患者様が見やすくなるように工夫しなければいけません。
その他の注意すべき項目について
従業員や施設以外にも、クリニックは以下のような項目に気を配り、より患者満足度調査の結果を求めていきましょう。
カテゴリ | 項目 |
駐車場 | ・広さ ・入出庫のしやすさ |
売店 | ・品揃え ・開店、閉店時間 |
食堂 | ・メニュー ・価格 ・開店、閉店時間 |
自動販売機 | ・飲料の種類 ・価格 |
ただし、売店や食堂などの問題点や課題に関しては、クリニックだけでは解決できない部分もあります。
よって、普段から売店、食堂の従業員と交流し、全員でクリニックを良い環境にできるような関係を築いておきましょう。
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まとめ
患者満足度調査を行った結果、芳しくない結果が出たクリニックは、前述のポイントを改めてチェックし、適宜改善していきましょう。
もちろん、良い結果が出た場合でも、必ずと言って良いほど悪い点はあるため、分析を怠らないようにしてください。
患者満足度調査について詳しく知りたいというクリニックは、一度コンサル会社に相談することをおすすめします。
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