従業員が退職を考える4つの要因とその内容について

チームビルディング

従業員の退職は、クリニックにとって決して喜ばしいことではありません。

特に、業務における能力や貢献度が高かったり、モチベーションがあったりする人材を失うことは、大きな痛手となります。

今回は、従業員が退職を考える4つの要因とその内容について、詳しく解説したいと思います。

クリニックの従業員が退職を考える4つの要因とその内容

従業員が退職を考える主な要因は以下の4つです。

・身体的疲労
・精神的ストレス
・時間的余裕のなさ
・プライベートへの悪影響

では、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

身体的疲労

身体的な疲労が限界を超えている場合、多くの従業員はクリニックを退職し、転職することを考えます。

具体的には、以下のような状況に陥ったときに、退職を決断するケースが多いです。

・現在の業務の身体負荷が大きすぎる
・起床時に前日の疲れが抜けきっていない
・休み明けでも疲れが残り、慢性的に疲労している
・今後業務を継続することへの身体的不安を感じている など

精神的ストレス

精神的なストレスも、多くの従業員がクリニックの退職を考える要因の1つです。

また、ストレスの理由はほとんどが人間関係に関するものであり、具体的には以下のような状況に悩まされた場合を指しています。

・性格が合わない同僚がいて辛い
・いじめや嫌がらせをされている
・上司からパワハラやモラハラを受けている
・精神的ストレスで満足に睡眠が取れない など

時間的余裕のなさ

クリニックの業務における時間的な余裕のなさを感じることから、身体的にも精神的にも疲弊し、退職を考えるという従業員もいます。

具体的には、以下のようなケースです。

・業務に追われることが多く、所定の休憩がほとんど取れていない
・定時で退勤できることがほとんどない
・部下や新人社員などの作業確認、指導の時間が足りない
・会議や話し合いが多いことにより、業務に充てる時間が減っている など

プライベートへの悪影響

クリニックでの業務によって、身体的または精神的ダメージが蓄積されると、当然プライベートにも悪影響が出てきます。

特に、以下のような状況になった従業員は、退職または転職を考える可能性が高くなります。

・自身の休みたい日に休めることが少ない
・1人の時間が取れない
・家族や友人との生活時間が大きくずれている など

従業員が退職を検討しているかどうかを見極めるには?

クリニックの従業員が上記のような悩みを抱えているかどうか、退職を検討しているかどうかは、面談などで直接聞き出すのが難しいです。

面談の場において、従業員が面と向かって悩みや本音を打ち明けてくれるとは限らないからです。

よって、クリニックは従業員満足度調査を実施し、用意したアンケートに匿名で回答してもらいましょう。

こうすることで、多くの従業員から本音を引き出すことができ、院内における問題を明確に浮かび上がらせることができます。

ちなみに、従業員満足度の集計・分析方法には、主に以下の3つが挙げられます。

集計・分析方法 概要
単純集計 回答者全員における項目の数、数値の平均を算出する方法
クロス集計 特定の条件で分けた場合に、その傾向がどう変わるのか、変わらないのかを見るために用いる方法(男女での性差など)
満足度構造分析 項目間の相関係数を導き出すもので、「総合満足度の高い従業員は、他のどの項目が高い」といった結果を導き出す集計・分析方法

まとめ

クリニックは、従業員が限界を迎え、退職を決意してしまう前に、最善を尽くす必要があります。

また、そのためには従業員満足度調査を実施するなど、大々的な取り組みも導入しなければいけません。

従業員の退職やモチベーション低下などに悩んでいるクリニックは、3up Projectを利用して良い医院風土整備を図り、状況を改善させることも検討してください。

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