“モチベーション”は、“動機”や“意欲”、“やる気”といった意味のある言葉です。
こちらは医療現場のみならず、すべての職場において、スタッフが維持しておかなければいけません。
では、スタッフのモチベーションが低下する原因には、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか?
スタッフのモチベーションが下がる原因5選
以下のような理由により、医療現場におけるスタッフのモチベーションは低下します。
・仕事内容に魅力がない
・仕事の達成感がない
・人間関係がうまくいかない
・努力しても評価されない
・待遇が悪い
仕事内容に魅力がない
仕事内容に対し、「自分に合っていない」「理想と違う」といった思いを抱き、魅力を感じなくなると、スタッフのモチベーションは下がる傾向にあります。
簡単にいうと、“やりたくないことをやらされている”という気持ちになるということです。
仕事の達成感がない
毎日同じ作業の繰り返しで、達成感を感じない場合も、スタッフのモチベーションはなかなか上がりません。
人間関係がうまくいかない
仕事自体にはやりがいを感じていても、上司や部下、あるいは患者様との関係がうまくいかないと、医療現場のスタッフはモチベーションを低下させてしまいます。
努力しても評価されない
医療現場のスタッフの中には、高い意識で業務に取り組み、常に結果を出すような優秀な人材もいるはずです。
しかし、なかなか上司から評価されなかったり、悪いところばかり指摘されたりすると、モチベーションが下がるのも無理はありません。
待遇が悪い
単純に、残業が多かったり、給与が割に合っていなかったりする場合も、医療現場におけるスタッフのモチベーションは低下します。
モチベーション低下が引き起こす問題
スタッフ全体が高いモチベーションを維持できない場合、以下のような問題が発生します。
・離職率の上昇
・採用コストの増加
・患者様の信用低下 など
仕事に身が入らなくなったスタッフは、他の職業に魅力を感じやすくなり、必然的に離職する可能性がアップします。
もちろん、離職者が増えるとなれば、新しい人材を入れなければいけませんから、採用コストの増加は避けられません。
ちなみに、早期退職による損失額は、1人あたり数百万円にも上ると言われていますから、複数人が同時期に退職することになれば、それは由々しき事態です。
その他、患者様に質の高いサービスを提供できず、医療機関全体の信用が低下する可能性もあります。
モチベーションをアップさせるには?
医療現場におけるスタッフのモチベーションをアップさせるには、リーダーが魅力的な上司を目指し、理想的な職場を作らなければいけません。
具体的には、以下のことを実践しましょう。
・魅力的な上司になるための方法
内容 | |
情報提供 | ・市場や顧客などの外部情報 ・戦略や目標などの内部情報を明確に語る |
情報収集 | ・スタッフ個々の課題や問題 ・仕事内容や取り組みを把握する |
判断行動 | ・判断基準を明示し公平で適正な評価を下す ・基準に即した言動を心掛ける |
動機形成 | ・スタッフの価値や個性を見出す |
・理想的な職場を作るための方法
内容 | |
目標達成 | 職場の全員が目標を達成するための 取り組みを徹底する |
意欲相乗 | スタッフ同士が連携良く仕事でき、意欲を引き出し合いながら良い交流機会を持てる職場を作る |
業務効率 | 職場全体が仕事の効率を高められる仕組みを作る |
環境改善 | 勤務時間や給与などの労働環境を改善する |
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まとめ
ここまで、医療現場のスタッフにおけるモチベーション低下の原因をメインに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
スタッフの高いモチベーションを維持できる職場環境は、一朝一夕で構築できるものではありません。
よって、効率的に体制を整えたいという医療機関は、コンサルティング会社等のプロに依頼することも検討しましょう。
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