患者満足度調査がアップするクリニックのトイレづくり

接遇のこと

患者様は、医師や従業員の対応だけでなく、クリニックのあらゆるポイントを見ています。

特に、患者様が利用するトイレは、クリニックの顔とも言える設備の1つであり、常に快適に利用できるものでなければいけません。

ここからは、患者様満足度がアップするトイレのつくり方について解説します。

トイレの清潔さを保つこと、感染を予防するための工夫

患者様にとって快適なトイレをつくるには、まず清潔さを保つことが必要不可欠です。

また、新型コロナウイルスやノロウイルスなど、さまざまな感染を予防するための工夫も怠ってはいけません。

具体的には、以下のポイントを押さえましょう。

清潔さを保つための工夫 ・従業員が1~2時間に1回程度こまめに清掃する

・清掃用具は収納し、見た目も清潔にする

感染を予防するための工夫 ・滅菌用アルコールスプレー、次亜塩素酸を常備する

・ペーパータオルや便座クリーナーを備える

・照明、便座、洗浄はセンサー式にし、接触感染を防ぐ

ニオイを除去するための工夫

患者様がトイレを利用するにあたっては、ニオイ対策が徹底されているかどうかも重要なポイントとなります。

簡単な対策としては、換気扇を常時回しておくことや、消臭剤などの消臭機能付きグッズを設置することなどが挙げられます。

また、トイレを利用する患者様に協力を促すことでも、ニオイ対策を取ることは可能です。

例えば、換気扇のスイッチに「換気扇のスイッチは切らないでください」と表示するだけで、常に換気された状態が保たれる可能性は高くなります。

特に、換気扇のスイッチと照明のスイッチが並んでいる場合は、患者様が誤って換気扇の方を押してしまうことがあるため、上記のような表示は効果的です。

掲示物の工夫

クリニックのトイレには、さまざまな掲示物がありますが、これらに記載する文字は大きくわかりやすいものにしましょう。

また、「禁煙」や「トイレを汚さないでください」といったネガティブな言葉遣いは、患者様にあまり良いイメージを与えることができません。

そのため、「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」といったポジティブな言い回しに変更しましょう。

その他、掲示物で楽しいトイレを演出するのもおすすめの方法です。

具体的には、カレンダーや手作りの小物などを掲示し、ユーモアや癒しを得ることができる工夫をするのが効果的です。

例えば、男性用の小便器の上に小さな絵画を飾り、「一歩前でご鑑賞ください」と記載しておくことで、単純に「一歩前に出てください」と伝える場合よりも楽しんでもらえる可能性があります。

患者様の快適性をアップさせるその他の工夫

患者様にとって非常に快適なトイレづくりを目指すのであれば、他にも以下のような工夫をすべきです。

・トイレの場所を院内にわかりやすく表示する
・出入口は待合室から見えないように工夫する
・手荷物置き場、上着掛け、杖ホルダーを設置する
・トイレットペーパーを高級品にする(ダブル、消臭機能付き等)
・トイレットペーパー、アメニティの予備はこまめに補充する

トイレの場所に関しては、院内の複数個所に案内板で表示し、快適な時間を過ごしてもらうために、使い心地の良い高級なトイレットペーパーの導入なども検討しましょう。

また、トイレットペーパーやアメニティをこまめに補充することには、患者様が困らないようにするということの他、盗難防止対策という目的もあります。

まとめ

ここまで、患者満足度アップにつながるクリニックのトイレづくりについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

3up Projectは、患者様から選ばれるクリニックをつくるために、院内の課題解決や従業員教育を行うプログラムです。

さまざまなクリニックにおいて、効果を実感していただいた実績がありますので、興味があるクリニック関係者の方は、まずお問い合わせください。

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